特許
J-GLOBAL ID:201103072300560398

流体分散可能物質を基板上にパターニングする方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 明石 昌毅 ,  明石 憲一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-269987
公開番号(公開出願番号):特開2011-053225
出願日: 2010年12月03日
公開日(公表日): 2011年03月17日
要約:
【課題】 タンパク質等の生理活性物質又は機能性有機材料を、それらの活性を保持したまま基板上にパターニングできる処理操作が比較的容易である新規な方法及びそれに用いる器具を提供すること。【解決手段】 本発明の流体に分散可能な物質を基板上に所定のパターンにて固定する方法は、基板10に、所定のパターンに対応して形成された複数の孔16を有するシート材14を密着し、流体分散可能物質を含有する流体をシート材の上面の孔の開口より孔内へ導入し、孔の底に露呈した基板の表面に流体可能物質を固定する。各孔に個別にマイクロ流路が設けられてよく、種々の流体分散可能物質を所定のパターンに対応した基板の表面領域上のみに選択的に固定できる。【選択図】 図12
請求項(抜粋):
流体に分散可能な流体分散可能物質を基板上に所定のパターンにて固定する方法であって、 前記基板に、上面と下面とを有するシート材にして、前記所定のパターンに対応して形成された前記上面から前記下面まで貫通して開口した少なくとも一つの孔を有するシート材を前記下面が前記基板上に密着した状態のものを準備する過程と、 前記流体分散可能物質を含有する流体を前記シート材の前記上面の開口より載置して前記孔内を前記流体にて満たし、前記シート材の前記下面の前記孔の開口の縁に囲繞された前記基板の表面領域に前記流体分散可能物質を固定する過程と、 を含み、これにより、実質的に前記所定のパターンに対応した前記基板の表面領域上のみに前記流体分散可能物質が固定される方法にして、 前記シート材が複数の所定のパターンに対応して形成された上面から下面まで貫通して開口した孔を有し、前記シート材を下面が基板上に密着した状態のものを準備する過程において、前記複数の孔の個々に対して前記基板の外部よりアクセス可能な入口端を有し対応する孔の開口の縁に囲繞された基板の表面領域のみに連通し且該表面領域以外の基板表面には接触しない流路を前記シート材の上側に設け、前記流体分散可能物質を含有する流体を前記シート材の前記上面の開口より載置して孔内を流体にて満たし、シート材の下面の孔の開口の縁に囲繞された基板の表面領域に流体分散可能物質を固定する過程において、該流体は、前記流路の基板の外部より前記アクセス可能な入口端から対応する孔のみへ導入され、更に、前記シート材を前記基板より除去する過程を含み、これにより、前記基板上に複数の互いに異なる流体分散可能物質をそれぞれ所定のパターンにて選択的に固定することを特徴とする方法。
IPC (2件):
G01N 33/543 ,  G01N 37/00
FI (2件):
G01N33/543 521 ,  G01N37/00 102
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • マイクロアレイ作製装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-100395   出願人:理化学研究所, エス・ティ・リサーチ株式会社

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