特許
J-GLOBAL ID:201103088169293668

基底変換機能を有する計算機、方法及び記憶媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 鈴江 武彦 ,  村松 貞男 ,  橋本 良郎 ,  河野 哲 ,  中村 誠 ,  河井 将次
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-331694
公開番号(公開出願番号):特開2001-147640
特許番号:特許第3881485号
出願日: 1999年11月22日
公開日(公表日): 2001年05月29日
請求項(抜粋):
【請求項1】 暗号化並びに復号化機能をもつICカードと、前記ICカードの暗号化並びに復号化機能を利用する計算機とからなる暗号化並びに復号化システムに関し、2の拡大体GF(2m)上の楕円曲線暗号方式を用いた前記暗号化並びに復号化システムに使用され、この暗号化並びに復号化システム全体で用いる第1の基底{B1,B2,...,Bm}と、保持するICカードで用いる第2の基底{b1,b2,...,bm}とが互いに異なるとき、前記第1及び第2の基底の間に互換性をもたせるための基底変換機能を有する前記計算機であって、 ICカード向けの暗号化又は復号化コマンドと、前記第1の基底で表現された第1基底表現データ(P1,P2,...,Pm)=(P1B1+P2B2+...+PmBm)との組を受けると、前記第2の基底を基底比較手段に送出させるための基底要求をICカードに送出し、前記暗号化又は復号化コマンドと、前記第1基底表現データ(P1,P2,...,Pm)との組を基底変換手段に入力する制御手段と、 予め暗号化/復号化システムで使用される第1の基底{B1,B2,...,Bm}とその元B1,B2,...,Bmとを含む第1基底データが格納されたメモリ領域を有し、前記基底比較手段からの制御により、前記メモリ領域内の第1基底データを当該基底比較手段に転送可能なシステム基底格納手段と、 前記第1基底表現データ(P1,P2,...,Pm)=(P1B1+P2B2+...+PmBm)を前記ICカードに送出するとき、前記第1の基底{B1,B2,...,Bm}と、前記基底要求を受けたICカードから送出された第2の基底{b1,b2,...,bm}とを比較する前記基底比較手段と、 前記基底比較手段による比較の結果、前記第1及び第2の基底が互いに不一致のときに前記基底比較手段から入力された両基底に基づいて、前記第1の基底{B1,B2,...,Bm}を第2の基底{b1,b2,...,bm}に変換するための第1基底変換データS=(Si,j)、(但し、b1=S11B1+S12B2+...+S1mBm、b2=S21B1+S22B2+...+S2mBm、...、bm=Sm1B1+Sm2B2+...+SmmBm、ここで、各係数Si,jはGF(2)の元。Si,jをi行j列の成分とする行列がS)及び前記第2の基底{b1,b2,...,bm}を第1の基底{B1,B2,...,Bm}に変換するための第2基底変換データT=(Ti,j)、(但し、B1=T11b1+T12b2+...+T1mbm、B2=T21b1+T22b2+...+T2mbm、...、Bm=Tm1b1+Tm2b2+...+Tmmbm、ここで、各係数Ti,jはGF(2)の元。Ti,jをi行j列の成分とする行列がT)をそれぞれ算出して変換データ格納手段に書込む変換データ算出手段と、 前記変換データ算出手段により書き込まれる両基底変換データS,Tを保持し、前記両基底変換データS,Tが書き込まれたとき、前記第1基底変換データSを前記基底変換手段に転送し、前記第2基底変換データTを基底逆変換手段に転送する前記変換データ格納手段と、 前記制御手段から暗号化又は復号化コマンドと、第1基底表現データ(P1,P2,...,Pm)との組を受けた際に、前記変換データ格納手段から第1基底変換データSが転送されたときにはこの第1基底変換データSに基づいて、当該第1基底表現データ(P1,P2,...,Pm)を第2基底の表現に変換し((P1,P2,...,Pm)S=(p1,p2,...,pm))、得られた第2基底表現データ(p1,p2,...,pm)と前記暗号化又は復号化コマンドとの組をICカードに送出する基底変換手段と、 前記ICカードから処理済の第2基底表現データ(c1,c2,...,cm)=(c1b1+c2b2+...+cmbm)を受けた際に、前記変換データ格納手段から第2基底変換データTが転送されたときにはこの第2基底変換データTに基づいて、当該処理済の第2基底表現データ(c1,c2,...,cm)を第1基底の表現に変換し((c1,c2,...,cm)T=(C1,C2,...,Cm))、得られた処理済の第1基底表現データ(C1,C2,...,Cm)=(C1B1+C2B2+...+CmBm)を出力する前記基底逆変換手段と を備えたことを特徴とする基底変換機能を有する計算機。
IPC (4件):
G09C 1/00 ( 200 6.01) ,  G06K 17/00 ( 200 6.01) ,  G06K 19/10 ( 200 6.01) ,  G06K 19/00 ( 200 6.01)
FI (6件):
G09C 1/00 620 Z ,  G09C 1/00 640 B ,  G09C 1/00 660 A ,  G06K 17/00 S ,  G06K 19/00 R ,  G06K 19/00 W
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • ICカ-ド
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-019457   出願人:株式会社日立製作所
引用文献:
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