特許
J-GLOBAL ID:201103091555938631

流体工学的表面を適合表面として形成する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 石戸 久子 ,  赤澤 日出夫 ,  山口 栄一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-140733
公開番号(公開出願番号):特開2000-356102
特許番号:特許第4486732号
出願日: 2000年05月12日
公開日(公表日): 2000年12月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】 ハブと少なくとも1つの動翼リングとを備えた、動翼一体形ロータ・ユニットの流体工学的表面を適合表面として形成する方法であって、少なくとも1本の動翼をハブに一体に接合した後に、または、少なくとも1本の動翼に少なくとも1個の動翼部分を接合した後に、または、局所的に材料を一体的に付着させた後に、加工処理機械による削り取りを行うようにし、その削り取りを実行する前の段階で、接合する前記動翼、前記動翼部分、または前記付着材料が、接合部の近傍に全体的または局所的に削り代を有するようにしておき、更に、当該構成部品の局所的形状を記述している既存表面の計測データを適当な計測方法を用いて収集しておき、流体工学的表面を、前記既存表面に整合する適合表面として形成するようにし、更にその際に、前記接合部が流体工学的観点及び強度的観点から見て好適な形状となるように当該流体工学的表面を形成する方法において、 A)少なくとも1つの既存表面(I1〜I6)の計測データの収集と、少なくとも1つの適合表面(O1、O3〜O6)の形成とを、ロータ・ユニット(1、2、3)を加工処理機械に固定したまま途中で取外すことなく、計測工程、算出工程、及び加工処理工程を含む一連の作業サイクルにおいて実行し、 B)動翼先端(12、13)からハブ(4、5、6)までの間に存在する加工処理を施すべき各領域の、目標位置にある目標形状を半径方向において規定している目標表面(S3〜S7)を表すデータを、格納データの形として前記加工処理機械が利用できるようにしておき、 C)適当な計測方法を用いて収集した、通常は形状誤差が付随しており前記接合部(14〜17)に近接して延在している少なくとも1つの既存表面(I1〜I6)の計測データに基づき、以下のa)乃至c)に記載した方式に従って、前記接合部(14〜17)を超えて延在する表面(O1、O3〜O6)を表すデータを算出した後に、材料を削り取ることによって当該表面(O1、O3〜O6)を形成し、 a)形成する流体工学的表面(O1、O3〜O6)が、少なくとも1つの既存表面(I1〜I6)に、または、補修表面(R)に、いかなる位置においても接平面同士が一致するようにして(できるだけ数学的連続性を有するようにして)連なるようにし、急激な屈曲部も段差部もなく、直線、または、個々の位置ごとに様々に指定可能な最小曲率を維持した曲線によって連なるようにし、前記補修表面(R)は、理論的表面であって、当該構成部品において計測データを収集した既存表面(I4)から当該補修表面(R)までの深さが個々の位置ごとに様々に指定可能な最小深さ以内となるように規定されて当該既存表面(I4)を削り落とすことで画成される表面であり、 b)形成する流体工学的表面(O1、O3〜O6)が、個々の位置ごとに、または個々の方向ごとに様々に指定可能な最小曲率をいかなる位置においても維持した、少なくともその大部分の範囲が曲面であるところの、数学的連続性を有する3次元曲面にできるだけ一致するようにし、 c)形成する流体工学的表面(O1、O3〜O6)が、上記a)とすることによって、または、上記b)とすることによって、または、当該構成部品の局所的寸法のために、目標位置にある目標断面形状を半径方向において規定している目標表面(S3〜S7)に合致させることができないか、または、部分的にしか合致させることができないような領域の全てにおいて、各々の半径方向高さにおける流体工学的表面(O1、O3〜O6)の形状を、数学的連続性を考慮に入れた上で、適当なデータ格納方法を用いて格納してあるデータにより表されている個々の位置における目標断面形状に、できるだけ近似させるようにする、ことを特徴とする方法。
IPC (2件):
F01D 5/14 ( 200 6.01) ,  F02C 7/00 ( 200 6.01)
FI (2件):
F01D 5/14 ,  F02C 7/00 D
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
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