特許
J-GLOBAL ID:201103092318225325

分解能の向上したルミネセンス顕微鏡

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 恩田 博宣 ,  恩田 誠 ,  本田 淳 ,  池上 美穂
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-506602
公開番号(公開出願番号):特表2011-519038
出願日: 2009年04月25日
公開日(公表日): 2011年06月30日
要約:
切替信号によって活性化可能なマーキング分子でマーキングされた試料を、空間的に高分解能でルミネセンス顕微鏡検査する方法であって、マーキング分子が活性化によって初めて、特定のルミネセンス放射を放出させるために励起可能となる方法が記載される。この方法は、以下の工程、すなわちa)試料中に存在するマーキング分子のうちある部分量だけが活性化されるように、試料に切替信号を導入する工程であって、試料中に、ルミネセンス放射の検出の、回折制限された最大分解能によって規定される容積内に、切替信号によって活性化されたちょうど1つの分子が存在するような部分領域が生じる工程、b)活性化された分子を、ルミネセンス放射を放出させるために励起する工程、c)ルミネセンス放射を回折制限された分解能で検出する工程、およびd)工程c)で記録されたルミネセンス放射から像データを生成する工程であって、ルミネセンス放射の幾何的位置を提供するマーキング分子が、回折限界よりも高い位置分解能で示される工程を含み、e)工程c)におけるルミネセンス放射の検出工程、または工程d)における像データの生成工程が、位置分解能を回折制限された分解能よりも鮮鋭にするために、記録されたルミネセンス放射を、より高い強度を優先して非線形に増幅する工程を含む。
請求項(抜粋):
切替信号によって活性化可能なマーキング分子でマーキングされた試料を、空間的に高分解能でルミネセンス顕微鏡検査する方法であって、前記マーキング分子が、活性化によって初めて、特定のルミネセンス放射を放出させるために励起可能となり、 a)試料中に存在するマーキング分子のうちある部分量だけが活性化されるように、試料に切替信号を導入する工程であって、試料中に、活性化されたマーキング分子がこれにすぐ隣接する活性化されたマーキング分子に対して、ルミネセンス放射の検出の光学的分解能以上の間隔を有する部分領域が生じる工程と、 b)活性化された分子を、ルミネセンス放射を放出させるために励起する工程と、 c)ルミネセンス放射を光学的分解能で検出する工程と、 d)工程c)で記録されたルミネセンス放射から像データを生成する工程であって、ルミネセンス放射の幾何的位置を提供するマーキング分子が、光学的分解能より高い位置分解能で示される工程と を含む方法において、 e)工程c)におけるルミネセンス放射の検出工程、または工程d)における像データの生成工程が、位置分解能を光学的分解能よりも鮮鋭にするために、記録されたルミネセンス放射を、より高い強度を優先して非線形に増幅する工程を含むことを特徴とする方法。
IPC (1件):
G01N 21/64
FI (2件):
G01N21/64 E ,  G01N21/64 F
Fターム (13件):
2G043AA03 ,  2G043BA16 ,  2G043EA01 ,  2G043FA01 ,  2G043FA02 ,  2G043GA07 ,  2G043GB28 ,  2G043HA01 ,  2G043HA09 ,  2G043KA02 ,  2G043KA05 ,  2G043KA09 ,  2G043LA03
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
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