特許
J-GLOBAL ID:201103093807910428

無段変速機のオイル通路構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西郷 義美
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-050551
公開番号(公開出願番号):特開2000-249205
特許番号:特許第3890798号
出願日: 1999年02月26日
公開日(公表日): 2000年09月12日
請求項(抜粋):
【請求項1】 被動側軸に固定した被動側固定プーリ部片と前記被動側軸に軸方向移動可能且つ回転不可能に軸端部を嵌合させた被動側可動プーリ部片とからなる被動側プーリを設け、前記被動側可動プーリ部片の外周縁部位には該被動側可動プーリ部片の背面側に向かって被動側シリンダを突出して設け、前記被動側軸には前記被動側可動プーリ部片の背面側で外周面が前記被動側シリンダの内周面に摺動可能に密着して被動側油圧室を形成する被動側ピストンを設け、前記被動側シリンダの突出端部に固定されたキャンセル室壁と前記被動側ピストンの外側面との間でオイルが供給される遠心油圧キャンセル室を設け、この遠心油圧キャンセル室を開放状態とした無段変速機のオイル通路構造において、前記被動側ピストンには前記被動側可動プーリ部片の軸端部先端側を収容する軸芯側の突出部分と前記被動側可動プーリ部片の嵌合軸部位の外周面に配設される押圧スプリングを収容する中央側の突出部分とを設け、前記無段変速機の変速比が最小のとき前記キャンセル室壁が前記被動側ピストンの中央側の突出部分に沿うように前記キャンセル室壁を前記被動側ピストンの軸芯側に延出させ、前記無段変速機の変速比が最小のとき前記被動側軸に設けたオイルガイド体が前記被動側ピストンの軸芯側の突出部分に沿うように前記オイルガイド体を外周側に延出させ、前記オイルガイド体の外周側端部と前記遠心油圧キャンセル室の軸芯側壁端部とを前記被動側ピストンの軸芯側の突出部分と中央側の突出部分とを連結する部分で隙間を保持した状態で対向させて配設し、前記無段変速機の変速比が大きくなるのに伴って前記隙間を前記被動側軸の軸方向に拡大させ、前記オイルガイド体と前記被動側ピストンの軸芯側の突出部分との間に開口する被動側軸オイル油路を前記被動側軸に設け、前記無段変速機の変速比が最大のとき前記被動側ピストンの中央側の突出部分と該中央側の突出部分に対応する前記キャンセル室壁の突出部分とで前記遠心油圧キャンセル室が外側のキャンセル室空間と中央側のキャンセル室空間とに区画され、前記被動側軸オイル油路から供給されるオイルを前記オイルガイド体によって前記被動側ピストンの軸芯側の突出部分の外側面に沿わせて前記遠心油圧キャンセル室の中央側のキャンセル室空間に流入させ、この遠心油圧キャンセル室の中央側のキャンセル室空間に流入したオイルは前記被動側ピストンの中央側の突出部分に沿わせることで遠心力により流れが前記遠心油圧キャンセル室の外側のキャンセル室空間に指向されて該外側のキャンセル室空間に流入して保持されることを特徴とする無段変速機のオイル通路構造。
IPC (1件):
F16H 9/18 ( 200 6.01)
FI (1件):
F16H 9/18 B
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • ベルト式無段変速機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-062768   出願人:本田技研工業株式会社
  • ベルト式プーリ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-081716   出願人:三菱自動車工業株式会社
  • 無段変速機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-031334   出願人:愛知機械工業株式会社, 日産自動車株式会社

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