抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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それで,「奥野信治文書」は単なるありきたりの研究報告ではなく,独占企業・王子製紙の全盛期におけるパルプ技術の一端をしることのできる貴重な資料である,と筆者は評価している。紙は針葉樹よりつくられることが当たり前であり,広葉樹からつくることを全く考える必要のなかった雰囲気のうちから,晒クラフト法によれば「広葉樹からでも紙ができる」という考え方が生まれるに至った経緯を,主として王子製紙の奥野信治の未発表データを中心として述べた。