抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
行政機関で身近になりつつあるGISの運用を踏まえ,災害情報データ作成の一例を示し,災害情報普及の可能性を考察した。先ず,避難所の分析方法と地域概要に関し,避難所の分析方法,対象地区の画定と人口分布,避難場所の配置を報告した。次に,距離圏内人口からみた避難場所配置の充足関係に関し,バッファ圏内人口の算出,無雪期と有雪期の充足関係の比較について報告した。更に,避難場所の収容能力からみた充足関係に関し,避難場所と地域人口の充足関係,避難場所の距離,充足関係の地域差を報告した。最後に,避難場所は一様ではなく,避難場所における居住環境についての議論も必要であること,GISによる分析をより有益にするためにも,都市構造や,土地利用の状況などのデータ関連を探ることも必要であること,道路ネットワークの情報をデータベースに組み入れ,様々な状況を想定した避難経路の分析を行うことも重要であることを提言した。