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J-GLOBAL ID：201202200215535289   整理番号：12A0712156

フライアッシュのポゾラン反応におけるケイ酸構造の影響

EFFECT OF SILICATE STRUCTURES ON POZZOLANIC REACTION OF FLY-ASH

著者 (3件)： 小泉公志郎 (日本大 理工) ,  梅村靖弘 (日本大 理工) ,  露木尚光 (日本大 理工)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 40-45  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フライアッシュや高炉水砕スラグは,発電,製鋼などの基幹産業から副産物として大量に発生するが,コンクリートの混和材料として有効に利用されている。フライアッシュは,潜在水硬性を持たないが,ポゾラン反応性を有し,初期の水和発熱の抑制や長期強度を期待する場合に,有効活用されている。本研究は,ポゾラン反応により生成するケイ酸カルシウム水和物,特にシリケート相におけるシロキサン鎖の鎖長分布に着目して,検討を行った。フライアッシュと水酸化カルシウムを混合したペーストにおいて,反応初期に一旦長鎖化したシロキサン鎖は,ポゾラン反応の進行とともに,短鎖長化に変わる傾向があり,一般的なセメントの水和反応とは,全く異なる挙動を示すことが分かった。

シソーラス用語： *フライアッシュ ,  水酸化カルシウム ,  水和物 ,  ケイ酸カルシウム ,  *ポゾラン反応 ,  水和反応 ,  シロキサン ,  ペースト ,  *構造 ,  *ケイ酸 ,  セメント ,  X線回折 ,  高炉スラグ ,  水砕スラグ ,  水硬性
準シソーラス用語： C-S-H ,  ケイ酸カルシウム水和物 ,  *ケイ酸構造 ,  高炉水砕スラグ

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  その他の石材  (YC05070M)

引用文献 (9件)：

• 1)馬越唯好、富加見徳治、武田啓二:フライアッシュを多量使用した高流動コンクリートの基礎的研究、コンクリート工学年次論文集、Vol.22、No.2、pp.865-870(2000)
• 2)Joseph J. Biernacki, P. Jason Williams, and Paul E. Stutzman:Kinetics of Reaction of Calcium Hydroxide and Fly Ash, ACI Material Journal, Vol.98,No.4,pp.340-349(2001)
• 3)佐伯竜彦、齋藤太佳裕:フライアッシュが生成するC-S-Hの組成に関する基礎的研究、セメント・コンクリート論文集、No.59、pp.8-13(2005)
• 4)小泉公志郎ほか:シリカフュームを用いたセメント硬化体の水和におけるケイ酸構造の影響、セメント・コンクリート論文集、No.64、pp.9-15(2010)
• 5)鏡健太ほか:フライアッシュモルタルの強度に及ぼす蒸気養生履歴の影響、コンクリート工学年次論文集、Vol.32、No.1、pp.1481-1486(2010)

タイトルに関連する用語 (3件)： フライアッシュ ,  ポゾラン反応 ,  ケイ酸