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J-GLOBAL ID：201202200411176912   整理番号：12A0840216

多重炭素付着二量体欠陥を持つ単層壁炭素ナノチューブの化学的官能化の探索

Probing the Chemical Functionalization of Single-Walled Carbon Nanotubes with Multiple Carbon Ad-Dimer Defects

著者 (6件)： WANG Dong-Lai (Northeast Normal Univ., Jilin, CHN) ,  WANG Dong-Lai (Anshan Normal Univ., Anshan, CHN) ,  XU Hong-Liang (Northeast Normal Univ., Jilin, CHN) ,  SU Zhong-Min (Northeast Normal Univ., Jilin, CHN) ,  MUHAMMAD Shabbir (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  HOU Dong-Yan (Anshan Normal Univ., Anshan, CHN)
資料名： ChemPhysChem  (ChemPhysChem)
巻： 13  号： 5  ページ： 1232-1239  発行年： 2012年04月10日 
JST資料番号： W1265A  ISSN： 1439-4235  CODEN： CPCHFT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 肘掛椅子型(n,n,m)単層壁炭素ナノチューブ(SWCNTs,n=4,5,6,7,8;m=7,13)から多重の炭素付着二量体(CD)欠陥を持つ乾燥管型SWCNTsを得た。孤立五角則(IPR)によると乾燥管型SWCNTsは不安定な非IPR物質で,それらの水素化,フッ素化及び塩素化誘導体を研究した。乾燥管型SWCNTsへのH,F,およびCl原子の化学吸着は発熱過程で,それらの反応エネルギーを完全およびStone-Wales(SW)欠陥型肘掛椅子(5,5)ナノチューブと比較すると,Fの多重CD欠陥SWCNTsとの結合は完全及びSW欠陥ナノチューブとの結合より強力であった。F₂付加当たりの反応エネルギーはH₂付加エネルギーより85~88kcal/mol負の値が大きかった。それらのエネルギーギャップの電子構造解析によるとCD欠陥はエネルギーギャップを1.98~2.52から0.80~1.17eVに減少する傾向がある。多重CD欠陥をもつ乾燥管型SWCNTsの水素化,フッ素化,および塩素化後のエネルギーギャップは1.65~3.85eVに増加した。熱力学的安定性と核不依存化学シフトの解析によりこれらの分子の安定性を解析した。

シソーラス用語： *単層カーボンナノチューブ ,  *格子欠陥 ,  *水素化 ,  *フッ素化 ,  *塩素化 ,  化学吸着 ,  *吸着熱 ,  発熱反応 ,  二量体 ,  *反応熱 ,  エネルギーギャップ ,  電子構造 ,  安定性
準シソーラス用語： Sone-Wales欠陥 ,  炭素付着二量体

分類 (4件)： 物理化学一般  (CB01010X) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  吸着の電子論  (CB12042Y) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

タイトルに関連する用語 (9件)： 多重 ,  炭素 ,  二量体 ,  欠陥 ,  単層 ,  炭素ナノチューブ ,  化学 ,  官能化 ,  探索