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J-GLOBAL ID：201202200747246668   整理番号：12A1521352

水稲品種「IR8」を用いたカドミウム汚染水田における土壌浄化

Phytoextraction with rice cultivar IR8 in a cadmium-contaminated paddy field

著者 (9件)： 東英男 (富山県農林水産総合技術セ) ,  東英男 (中央農業総合研究セ) ,  石黒哲也 (富山県農林水産総合技術セ) ,  石黒哲也 (富山県 農林水産部) ,  山田宗孝 (富山県農林水産総合技術セ) ,  山田宗孝 (新川農林振興セ) ,  雄川洋子 (富山県農林水産総合技術セ) ,  雄川洋子 (富山県 農林水産部) ,  稲原誠 (富山県農林水産総合技術セ)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 83  号： 5  ページ： 546-554  発行年： 2012年10月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,富山県内の低レベルCd汚染水田において,Cd浄化植物として選定したインド型イネ品種IR8を用いて,栽培,収穫,運搬,焼却処分までの作業体系を4年間検討するとともに,ファイトエキストラクションの必要経費を試算した。得られた結果の一部として,IR8のCd吸収量は,初年目にもっとも高く,その後,経年的に減少し,4年間合計で36.8mgm^-2であった。またIR8による4年間のファイトエキストラクションによって,翌年コシヒカリを節水栽培しても,玄米中Cd濃度を基準以下に抑制できることが示された。

シソーラス用語： *カドミウム ,  水稲 ,  栽培品種 ,  土壌汚染 ,  水田 ,  土壌浄化 ,  経済性 ,  富山県 ,  米 ,  コシヒカリ ,  抽出
準シソーラス用語： IR8 ,  ファイトエキストラクション ,  汚染水田

分類 (3件)： 稲作  (FC03020C) ,  土壌汚染  (FB04100T) ,  カドミウムとその化合物  (SB05022I)

引用文献 (26件)：

• AZUMA, H. Screenig of high cadmium accumulation crop for phytoremediation. The 1st International Symposium of Japan-Korea Research Cooperation, 2003. 2003
• 荒尾知人. カドミウム汚染農耕地土壌対策技術の開発. 農業技術. 2010, 65, 205-222
• 茅野充男. 重金属の吸収時期および吸収径路と水稲玄米中への重金属とりこみ量との関係. 土肥誌. 1973, 44, 204-210
• 土壌環境分析法編集委員会. 土壌環境分析法. 1997, 367-371
• 本間利光. 低カドミウム汚染圃場におけるイネを用いた土壌浄化. 土肥誌. 2009, 80, 116-122

タイトルに関連する用語 (5件)： 水稲 ,  品種 ,  カドミウム汚染 ,  水田 ,  土壌浄化