文献

J-GLOBAL ID：201202201214889946   整理番号：12A1485573

仮想DNA/RNAヘリカーゼ,シュラーフェン-11(SLFN11)は癌細胞のDNA障害性薬剤に対する感受性を高める

Putative DNA/RNA helicase Schlafen-11 (SLFN11) sensitizes cancer cells to DNA-damaging agents

著者 (9件)： ZOPPOLI Gabriele (National Inst. Health, MD) ,  ZOPPOLI Gabriele (Univ. Genova, Genoa, ITA) ,  REGAIRAZ Marie (National Inst. Health, MD) ,  LEO Elisabetta (National Inst. Health, MD) ,  REINHOLD William C. (National Inst. Health, MD) ,  VARMA Sudhir (National Inst. Health, MD) ,  BALLESTRERO Alberto (Univ. Genova, Genoa, ITA) ,  DOROSHOW James H. (National Inst. Health, MD) ,  POMMIER Yves (National Inst. Health, MD)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 37  ページ： 15030-15035  発行年： 2012年09月11日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： AFFymetrix Human Exon 1.0 ST マイクロアレイを用いて,抗腫瘍細胞株パネル(NCI-60)トランスクリプトームを評価し,そして60の細胞株における遺伝子発現と4つのTop1阻害剤のin vitro活性との相関を調べた。ひとつの遺伝子,Schlafen-11(SLFN11)がTop1阻害剤に対する応答のみならず,Top2阻害剤,アルキル化剤およびDNA合成阻害剤に対する応答にも極めて高い正の相関性を示した。内因性のSLFN11発現およびsiRNA-仲介性サイレンシングを起こさせた細胞を用いた検討から,SLFN11は細胞の死や細胞周期の休止を決定づけるものであることが分かった。ついで卵巣がんや直結腸がんにおけるSLFN11の発現を解析したところ,SLFN11の発現レンジは広範囲に渡っていた。また,SLFN11の高発現は,シスプラチン含有レジメで治療された卵巣がん患者の全体的な生存期間の予測に利用できることも明らかにした。

シソーラス用語： *酵素 ,  *腫瘍細胞 ,  *抗腫瘍薬 ,  *感受性 ,  DNAマイクロアレイ ,  トランスクリプトーム ,  遺伝子発現 ,  酵素阻害剤 ,  アルキル化剤 ,  DNA合成 ,  細胞死 ,  細胞周期 ,  siRNA ,  シスプラチン ,  薬物療法
準シソーラス用語： *SLFN11 ,  トポイソメラーゼ阻害薬 ,  ヘリカーゼ

分類 (3件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  基礎腫よう学一般  (GE02010R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 仮想 ,  DNA ,  RNAヘリカーゼ ,  癌細胞 ,  障害 ,  薬剤 ,  感受性