抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高知大学では,平成9年度から新入生全員に入学時にノートPCを購入してもらい情報教育を行ってきた。「情報教育」の今後のあるべき姿を模索し,これまでの全学共通の「情報処理」の内容を踏襲しつつ,「自ら問題に気づき,自ら考え,問題解決のための行動ができる」ことを目指した「情報処理」授業での新しい教育方法の取り組みについて報告した。「自分で考える」ことを実践するために重視した,1)学生の「情報処理」に対するイメージを変える,2)常に問題意識を持たせる,3)やりっぱなしは厳禁,4)息抜きのブレイクについて説明した。ノートPC必携による情報教育(「情報処理」)では,1)情報活用の実践力,2)情報の科学的理解,3)情報化社会に参画する態度を必ず教えることになっている。授業は,日々の知的な活動をまず考え,さらにどの場面でパソコンやインターネットが利用できるかを考え,実際にやってみる構成とした。その後どのように利用するかは各自に考えさせる。授業内容について詳述した。授業の初回と最終回でのアンケート結果は,単なる知識獲得学習だけでなく,正解がない問題も考えて,自分なりの考えをアウトプットすることの重要性を理解できたことを示した。