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J-GLOBAL ID：201202202393070985   整理番号：12A1749685

新規粉砕と部品・粉体選別による廃携帯電話中のレアメタル濃縮

Concentration of Rare Metals from Wasted Cellular Phones by Combining Novel Comminution and Device/Powder Separation

著者 (10件)： 大和田秀二 (早稲田大 理工学術院) ,  大和田秀二 (早稲田大 創造理工) ,  古賀千香子 (早稲田大 大学院創造理工学研究科) ,  古賀千香子 (三菱商事) ,  影山創 (早稲田大 大学院創造理工学研究科) ,  影山創 (ソニー 環境推進セ) ,  所千晴 (早稲田大 理工学術院) ,  所千晴 (早稲田大 創造理工) ,  白鳥寿一 (東北大) ,  湯本徹也 (DOWAエコシステム 環境技研)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 128  号： 12  ページ： 626-632  発行年： 2012年11月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 廃携帯電話中のレアメタル濃縮を目的として,その粉砕工程と選別工程について詳細な検討を行った。得られた結果の概要を以下に記す。1)一軸せん断式回転破砕機,衝撃式高速回転破砕機,せん断・衝撃式高速回転粉砕機を組み合わせた「既存粉砕」とドラム型衝撃式破砕機(パーツセパレータ)を2段階に組み合わせた「新規粉砕」の両産物を比較した結果,後者は前者に比べて,a)ほとんどの元素がより粗粒域に存在する,b)ほとんどの元素の存在する粒度幅がより狭い,c)粗粒域に存在する元素ほど粒度分布が狭い,ことが判明した。2)2段階の「新規粉砕」の特徴として,1段目では,廃携帯電話学筐体から電子部品実装基板が非破壊の状態で抜き取られ,同基板のみをフィードする2段目では,実装部品が基板からほぼ非破壊状態で剥離されることが分かった。3)「新規粉砕」産物を用いて「部品選別」と「粉体選別」を施し,それらの適正な組み合わせによって,多くのレアメタル元素が比較的高品位・高回収率で濃縮できることが確認された。

シソーラス用語： *レアメタル ,  *携帯電話 ,  *プリント基板 ,  *粉砕 ,  *粉体 ,  部品 ,  選別 ,  クラッシャ ,  回収率

分類 (3件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  固体の製造・処理一般  (XD03021O) ,  固体の処理装置一般  (XD03031Z)

引用文献 (11件)：

• 1) T. Shiratori and T. Nakamura: “Concept of “Artificial Deposit” --Consideration of “RtoS” and proposal on the investment--”, Journal of MMIJ, 6, 7 (2006), 325-329.
• 2) T. Shiratori and T. Nakamura: “Concept of “Artificial Deposit” 2 --Transition of the metal potential of spent electric and electronic appliances--”, Journal of MMIJ, 4, 5 (2007), 171-178.
• 3) S. Owada, S. Yamagata, Y. Kiuchi, and T. Harada: Proc. 20^th Int. Min. Proc. Congr. (Aachen, 1997), pp.261-272.
• 4) S. Owada, C. Tokoro, A. Otsuki, S. Kageyama, and H. Ishizaki: Proc. MMIJ Annual meeting (2008), pp. No.2·89-90.
• 5) S. Owada, C. Tokoro, A. Otsuki, S. Kageyama, and H. Ishizaki: Proc. MMIJ Fall meeting (2008), pp.C21·13-14.

タイトルに関連する用語 (6件)： 粉砕 ,  粉体 ,  選別 ,  携帯電話 ,  レアメタル ,  濃縮