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J-GLOBAL ID：201202202528576272   整理番号：12A0952424

原子炉圧力容器鋼の中性子照射脆化に対する照射温度の影響-UCSB IVARプログラム材のアトムプローブ分析-

Temperature effect on neutron irradiation embrittlement of RPV steel-Atom probe analysis for materials of UCSB IVAR program-

著者 (4件)： 西田憲二 (電力中研) ,  曽根田直樹 (電力中研) ,  土肥謙次 (電力中研) ,  ODETTE G. R. (Univ. California, Santa Barbara)
資料名： 電力中央研究所材料科学研究所研究報告  (CRIEPI Report. Q (Central Research Institute of Electric Power Industry))
号： Q11019  ページ： 22P  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： L5635A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 照射温度270,290,310°Cで照射し,銅含有量が0.20,0.11%と異なる2種類のIVARプログラムで照射した鋼材を三次元アトムプローブによるナノ組織観察を行った。原子炉の運転温度付近の異なる温度での溶質原子クラスタ形成に対する温度の影響を調べた。溶質原子クラスタの数密度に対する温度の影響は明確に現れた。310°Cで照射した二つの材料の数密度は290°Cのよりも1/8少なかった。クラスタの平均直径は温度の上昇につれ大きくなった。0.20%Cuの材料でのこの変化は0.11%Cuのより大きかった。クラスタの体積率は温度の上昇につれ低下した。照射温度や鋼材の銅含有量に無関係に照射による降伏強さの増加はクラスタ体積率の平方根に比例した。

シソーラス用語： *原子炉用鋼 ,  *圧力容器用鋼 ,  脆化 ,  *中性子照射 ,  *照射損傷 ,  温度依存性 ,  原子プローブFIM ,  焼なまし ,  破壊靱性 ,  降伏強さ ,  *クラスタ ,  原子 ,  溶質 ,  体積率 ,  銅添加合金
準シソーラス用語： 三次元アトムプローブ ,  照射脆化 ,  照射温度 ,  *原子クラスタ ,  溶質原子

分類 (2件)： 金属の放射線による構造と物性の変化  (BK16122N) ,  原子炉容器  (MD04050A)

引用文献 (5件)：

• [1] R. B. Jones, T. J. Williams, Effects of Radiation on Materials: 17th International Symposium, ASTM STP 1270 (1996).
• [2] G. R. Odette, G. E. Lucas, D. Klingensmith, B. F. Wirth and D. Gragg, NUREG/CR-6778 (2003).
• [3]曽根田直樹,土肥謙次,野本明義,西田憲二,有野栞,「軽水炉圧力容器鋼材の照射脆化予測法の式化に関する研究一照射脆化予測法の開発-」,電力中央研究所報告,Q06019(2007).
• [4]西田憲二,曽根田直樹,土肥謙次,野本明義,GR.Odette,「銅含有量の多い圧力容器鋼における中性子照射速度の影響一UCSBIVARプログラムLI材のアトムプローブ分析一」,電力中央研究所報告,Q09021(2010).
• [5] H. Xu, B. Grambau, K. Moore and S. Fyfitch, EPRI Technical Report(MRP-80), 2003

タイトルに関連する用語 (6件)： 原子炉圧力容器鋼 ,  中性子 ,  照射脆化 ,  照射温度 ,  アトムプローブ ,  分析