抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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米粉発酵種について,再度,機械耐性や生地安定性,品質上の問題点がクリアできたかどうかを確認するために,部分湯種処理中種法の製パンラインテストを実施して,その成果を報告した。米粉発酵種使用製品は,標準と比較して製品体積および比容積がやや小さかったが,非常にソフトで米と発酵種を連想させる特徴を十分に備えていた。パイロットプラントによる機械製パン試験では,ある程度の機械耐性を持った製法であることが実証されたが,さらに大型の実機による検証も必要と思われた。米粉を使うことで付加価値が上がるなどメリットがあるが,米粉の価格が小麦粉の約3倍であることなど,米粉発酵種使用製パンが普及するためにはいくつかの課題がある。