抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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広域に分布する地すべり地形斜面個々の地震時の崩壊危険度を評価し,想定地震あるいは実地震に対して崩壊状況を即時に予測するシステムを構築した。各斜面の危険度評価は,地震加速度を考慮に入れた斜面安定解析により求めた平常時の安全率と斜面が再滑動を生じる限界加速度を指標として表されている。また,地震時の崩壊予測は,任意地点,任意の大きさの地震発生に対して各斜面が受ける地震加速度を距離減衰式により推定して,その斜面の限界加速度との大小比較から崩壊・非崩壊を判定するシステムとなっている。その利用例として,本システムを5万分の1地すべり地形分布図「八幡平」図幅(防災科学技術研究所発行,1984)に分布する地すべり地形斜面群に適用し,1)地震に対する危険度が理解されやすいように,各斜面の安全率の値に応じて斜面を4段階に色分けするとともに限界加速度の数値を表示した例と,2)ある地震を想定して崩壊を予測した結果をそれぞれ図示した。(著者抄録)