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J-GLOBAL ID：201202204936078330   整理番号：12A0953191

管理栄養士養成大学における災害時の栄養にかかわる公衆栄養学及び給食経営管理論教育についての全国調査

A Japanese Nationwide Survey on Education Regarding Nutrition during Disasters by Public Health Nutrition and Food Service Management Teachers in Universities with Registered Dietitian Training Programs

著者 (2件)： 須藤紀子 (お茶の水女大 大学院人間文化創成科学研究科) ,  吉池信男 (青森県保健大 大学院健康科学研究科)
資料名： 栄養学雑誌  (Japanese Journal of Nutrition and Dietetics)
巻： 70  号： 3  ページ： 188-196  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： F0151A  ISSN： 0021-5147  CODEN： EYGZA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 【目的】災害時の食生活支援は,管理栄養士に求められる役割の一つである。養成施設における卒前教育においても,災害時の栄養に関する教育をおこなうことが望まれるが,どの程度実施されているのかは不明である。災害時の栄養にかかわる教育の現状や,教育を実施するうえでの障害等を調査することを目的とした。【方法】2011年(平成23年)7月に,全国の管理栄養士養成施設(四年制大学)117校の公衆栄養学と給食経営管理論担当教員を対象に,郵送法による質問紙調査を実施した。【結果】回収率は68.4%であった。平成22年度あるいはそれ以前の授業で,災害時の食生活支援(公衆栄養学)や給食管理(給食経営管理論)について,講義や臨地実習の中で扱っていたのは,公衆栄養学担当教員の48.8%,給食経営管理論担当教員の89.7%であった。東日本大震災後の平成23年度以降,シラバスに組み入れるか,何らかの対応をすると回答していたのは,公衆栄養学担当教員の80.5%,給食経営管理論担当教員の94.9%であった。被災,災害支援,調査研究,講演やシンポジウムの聴講経験がいずれもないと教育をおこなわない傾向がみられた。【結論】教育の実施状況や今後の実施予定には,科目や教員の経験によって差がみられた。教員の自信やスキルのなさ,よい教材がないなどの問題を解消する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： 栄養士 ,  *栄養 ,  栄養学 ,  *給食 ,  経営管理 ,  助成 ,  学校教育 ,  災害 ,  アンケート ,  教師 ,  大学 ,  食事 ,  管理栄養士
準シソーラス用語： 栄養士養成 ,  管理栄養士養成大学 ,  給食経営管理 ,  公衆栄養学 ,  *災害栄養 ,  食料支援 ,  大学教員

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (7件)：

• 1) 須藤紀子,澤口眞規子,吉池信男:災害時の栄養・食生活支援に対する市町村の準備状況と保健所からの技術的支援に関する全国調査,日本公衆衛生雑誌,58, 895-902 (2011)
• 2) 須藤紀子,澤口眞規子,吉池信男:災害時の食生活支援のための管理栄養士養成教育のあり方に関するグループインタビュー,日本栄養士会雑誌,55, 28-37 (2012)
• 3) 管理栄養士国家試験出題基準 (ガイドライン) 改定検討会:管理栄養士国家試験出題基準 (ガイドライン) 改定検討会報告書,http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000zm40-att/2r9852000000zm5h.pdf, (2012年2月7日)
• 4) 特定非営利活動法人日本栄養改善学会理事会:「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム」の提案,http://www.jade.dti.ne.jp/~kaizen/about/pdf/model_core_090523.pdf, (2012年2月7日)
• 5) 中村丁次:災害時に学んだこと,伝えたいこと-日本栄養士会:東日本大震災,災害時の栄養・食糧問題, (日本栄養・食糧学会監修),pp. 91-101 (2011),建帛社,東京

タイトルに関連する用語 (9件)： 栄養士養成 ,  大学 ,  災害 ,  栄養 ,  公衆栄養学 ,  給食 ,  経営管理論 ,  教育 ,  調査