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J-GLOBAL ID:201202205559069840   整理番号:12A0455563

サイレージの諸問題と解決策 第3節 サイレージのトラブルシューティング

著者 (2件):
資料名:
号: 臨時増刊号  ページ: 160-161  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: L0363A  ISSN: 0916-3360  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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サイレージ調製に失敗した場合の例,その原因や改善策について述べた。サイレージ表面の外観が平らでないとサイレージに空気が侵入し,発熱やカビの発生が起こりやすい。また,1日当たりの取り出し量が少ないと品質が悪くなり,サイロの床部分に排汁が見られる場合には水分が多すぎる。サイレージは適切な乳酸発酵では匂いは無く,色も明るい黄色やオリーブ色となる。バシラス菌やヘテロ型乳酸菌が増殖するとくすんだ黄色になり,酢酸臭が強く,乳牛の嗜好性が低下する。改善策には早期密閉や乳酸菌など添加物を利用する。酵母やヘテロ型乳酸菌増殖ではアルコールのにおいが強く発熱しやすく,良い匂いの時には好気的変敗を起こしにくい。前者のタイプを抑えるには早期密封とプロピオン酸添加で効果がある。酪酸発酵では色は緑に成り,いやな匂いがし,嗜好性が低く,無理に給与するとケトーシスを起こす。低水分で発熱したサイレージはカラメルまたはタバコ臭がし,褐色または黒色となり嗜好性が低い。水分含量を適切にして確実に密封する。カビや腐敗が見られるものは失敗したサイレージであり給与できない。この他サイレージのpHと熱についても述べた。
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分類 (1件):
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粗飼料 
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