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J-GLOBAL ID：201202205559271851   整理番号：12A1512931

ヒューマンファクターに基づいた海難要因分析に関する研究~操船シミュレータによる検証実験~

A Study on Human Factors Analysis for Possible Factors in Marine Accident-Verification Experiment with Ship Bridge Simulator-

著者 (4件)： 吉村健志 (海上技術安全研) ,  疋田賢次郎 (海上技術安全研) ,  三友信夫 (海上技術安全研) ,  竹本孝弘 (東京海洋大 大学院海洋科学技術研究科)
資料名： 日本航海学会論文集  (Journal of Japan Institute of Navigation)
号： 127  ページ： 103-109  発行年： 2012年09月25日 
JST資料番号： F0535A  ISSN： 0388-7405  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Common Performance Conditionの精査とチェックシートの修正・追加等を行うと共に,船舶間のコミュニケーションの検証を行った。他船とのコミュニケーションが海難に及ぼす影響を評価するため,他船とのコミュニケーションを制限した実験シナリオを作成し,8名の参加者に操船シミュレータで操船させた。その結果,参加者のうち7名が衝突を回避できなかったこと,また面接調査の結果,衝突を回避するためには,ターゲット船とのコミュニケーションが不可欠であったと全員が回答したこと,さらに認知及び判断過程を含むイベントシーケンスを作成した結果,コミュニケーションの成立条件が衝突の要因となりうることを確認できたこと等から,操船作業のCPCに「他船とのコミュニケーションと情報共有」を追加する妥当性を検証した。

シソーラス用語： *ヒューマンファクタ ,  *海難 ,  *因子分析 ,  *操船 ,  *訓練用シミュレータ ,  実験 ,  信頼性解析 ,  面接調査 ,  *チェックリスト ,  情報共有 ,  検証実験

分類 (1件)： その他の水上輸送・サービス  (TD01030Q)

引用文献 (6件)：

• 海上保安庁 編集. 海上保安レポート 2011. 2011
• HAWKINS, F. H. Human factors in flight. 1987
• 海難審判所. レポート 海難審判. 2011
• HOLLNAGEL, E. Anticipating failures : What should predictions be about?. Proceedings of the Human Factors and Medicine Panel Workshop, 1999. 1999
• 竹本孝弘. ヒューマンファクターに基づいた海難要因分析に関する研究〜海難分析に特化したCPCの修正〜. 日本航海学会 第126回講演会・研究会予稿集, 2012.5. 2012

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒューマンファクター ,  海難 ,  要因分析 ,  研究 ,  操船シミュレータ ,  検証実験