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J-GLOBAL ID:201202205905076726   整理番号:12A1223331

ケルセチンアグリコン及びルチンの第一胃内適用後の乳牛におけるフラボノールケルセチンのバイオアベイラビリティ

Bioavailability of the flavonol quercetin in cows after intraruminal application of quercetin aglycone and rutin
著者 (5件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 5047-5055  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ケルセチンのバイオアベイラビリティについて,単胃動物では徹底的に調べられてきたが,反芻動物でのそのバイオアベイラビリティについては調べられていない。したがって,本研究の目的は,1頸静脈に留置カテーテルを装着した非泌乳期の乳牛においてケルセチンのバイオアベイラビリティを第一胃内適用後に,またさらに静脈内適用後に調べることであった。ケルセチンをアグリコンの形でまたはそのグルコラムノシドであるルチンとして等モル量でそれぞれ2用量(ケルセチン10及び50mg/kg体重)を第一胃内に投与した。第2の実験において,ケルセチンアグリコン0.8mg/kg体重を静脈内に投与した。血液試料をそれぞれ第一胃内投与0.5,1,1.5,2,2.5,3,4,6,8,12及び24時間後に,また静脈内大量投与後の最初の1時間は5分毎に,次の1時間は10分毎に,さらに3及び6時間後に採取した。血漿試料中の無傷のフラボノール構造を有するケルセチン及びケルセチン代謝物(イソラムネチン,タマリキセチン及びケンフェロール)を蛍光検出器付きHPLCにより分析した。ケルセチン及びルチンをそれぞれ第一胃内投与後,ケルセチン及びそのメチル化誘導体(イソラムネチン,タマリキセチン)及び脱水酸化誘導体(ケンフェロール)が主として抱合体として血漿中に存在したが,一方,遊離のケルセチン及びその誘導体はほとんど検出されなかった。ルチンについては,総フラボノール(50mg/kg体重を摂取後の抱合及び非抱合ケルセチンならびにその抱合及び非抱合誘導体の総和)の相対バイオアベイラビリティは,ケルセチンアグリコン(100%)に比べて767.3%であった。総フラボノールの絶対バイオアベイラビリティは,ケルセチンアグリコン及びルチン投与後,それぞれ0.1及び0.5%に過ぎなかった。著者らのデータは,単胃動物種とは異なり乳牛における第一胃内(あるいは経口)投与後に,ルチンからのケルセチンのバイオアベイラビリティが,ケルセチンアグリコンからのバイオアベイラビリティに比べてかなり高いことを示すものであった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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牛  ,  外来物質の代謝と生体内変換  ,  生物薬剤学(基礎) 
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