抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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愛媛県における自主防災組織の結成率は,89.1%(2011年7月)と高く,全国平均を上回っている。これは,近い将来発生が懸念されている東南海・南海地震に備え,愛媛県下各20市町で組織の結成を促進した結果と考えられる。組織結成率100%の市町の,自主防災組織の活動に対する考えや,組織への活動意図を把握するため,アンケート調査を実施した。この結果から,いえることは,自主防災組織の必要性を感じながらも,自分自身は積極的に活動に参加する意思を持たない人が多く,自主防災組織で行うような防災活動の講習や訓練に対する興味もあまり高くないことが明らかになった。今後の自主防災組織の展開としては,まずは,住民がもつ既存のコミュニティ同士のコーディネートを提案したい。地域で地域を守っていくためには,地域の守り方を知っている自主防災組織が主導し,他の小規模コミュニティを防災の観点でコーディナートしていくことが重要である。