抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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光学部品において,最も重要な基本特性の一つが「屈折率」である。光学部品の高屈折率化にあたり,溶融成形可能な材料という前提条件の下で,熱可塑性のナノコンポジット材料を目指した例を解説した。厚み1mmで透明であること,熱可塑性であることという制約条件の下で,樹脂(屈折率1.59)にZrO
2微粒子(屈折率2.10)を均一分散して屈折率の底上げを検討した。12.5vol%の粒子を均一分散することにより,実用レベルの透明性を維持したまま屈折率は1,59から1.65まで上昇した。しかし透明性を維持したままさらに高屈折率を目指すには,ベース樹脂の高屈折率化設計も同時に必要となる。