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J-GLOBAL ID:201202206245651001   整理番号:12A0334240

自己修復機能を持つ粘土とプラスチックからなるガスバリアフィルム「ラクレイン」

著者 (1件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 87-89  発行年: 2012年02月15日 
JST資料番号: Y0873A  ISSN: 0911-2316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(独)産業技術総合研究所(産総研)が開発した粘土膜「クレースト」の実用化を目指して,大和製罐(株)と共同開発した,食品包装用フィルム「ラクレイン」を紹介した。この製品は親水性の合成粘土と水溶性プラスチックの混合ペーストがPETフィルム上に薄く塗布されている。高い酸素ガスバリア性と透明性を合わせ持つ。ガスバリア層が柔軟であることから,ピンホールが生じにくく,生じても大気中の水蒸気を吸収して膨潤することによってピンホールを自己修復できる。粘土膜によるガスバリア性発現の機構を解説した。酸素ガスバリア性および二つ折りによるガスバリア性低下を考慮して,塗布層最適厚みを約0.4μmとして,ゲルボフレックスによる酸素透過度の低下を評価した結果を示した。「ラクレイン」のベースフィルム物性および酸素透過度を含むフィルム物性を他社品の透明蒸着品および有機無機コート品と比較した物性を表で示した。現在,プラスチック・アルミホイル多層材料の代替品として期待している。さらに加熱耐水化粘土の利用により,水蒸気バリア性の向上,およびプラスチックフィルム用コーティング液の開発を目指していくことを指摘した。
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分類 (2件):
分類
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包装材料  ,  吸着剤 
引用文献 (5件):
  • 1)日本粘土学会編粘土ハンドブック第三 版p607,技報堂(2009)
  • 2)L. E Neilson:J Macromol Sci.(chem),A1,929(1967)
  • 3)T Ebina,E.Mizukami:Adv.Mat,19,2450(2007)
  • 4)H.-J Nam et al. Mater. Lett.,63,54(2009)
  • 5)田申秀康:第5回Clayteamセミナー, 2011.5.16,東京
タイトルに関連する用語 (4件):
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