文献

J-GLOBAL ID：201202206370284649   整理番号：12A0813067

TIG溶接中のプロセスガスの影響についての数値的及び実験的研究

NUMERICAL AND EXPERIMENTAL STUDIES OF THE INFLUENCE OF PROCESS GASES IN TIG WELDING

著者 (7件)： ZAEHR J. (Dresden Univ. Technol.) ,  ZAEHR J. (SICK Engineering GmbH, Ottendorf-Okrilla, DEU) ,  FUESSEL U. (Dresden Univ. Technol., Dresden, DEU) ,  HERTEL M. (Dresden Univ. Technol., Dresden, DEU) ,  LOHSE M. (Dresden Univ. Technol., Dresden, DEU) ,  SENDE M. (Dresden Univ. Technol., Dresden, DEU) ,  SCHNICK M. (Dresden Univ. Technol., Dresden, DEU)
資料名： Welding in the World  (Welding in the World)
巻： 56  号： 3-4  ページ： 85-92  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： H0722A  ISSN： 0043-2288  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 診断法,数値シミュレーション,溶接試作を用いて,アーク特性例えば淀み圧や入熱に及ぼすプロセスガスの影響を調べ,次の知見を得た。1.He,H₂,N₂の各添加は材料への入熱を増加させる。2.H₂添加は特に低濃度でも影響が大きい。3.H₂,N₂添加は純Arアークに比し淀み圧を増加させるが,He添加はそれを低減させる。4.淀み圧に及ぼすHe添加の影響はアーク長に依存し,淀み圧は,小アーク長では純Arの場合と同等で,アーク長を高めると低下する。その低下量は混合ガス中のHe濃度に依存する。これらの結果は実用混合ガスの選択を支援し,プロセスパラメータの適正調節を可能にする。冶金的制約のほか,溶接池形成に及ぼすアークの影響を考慮する事で,溶接速度や溶け込み深さを増大できる。入熱向上は前記3種のいずれの添加でも達成でき,更に淀み圧の調節ができる。低粘度材料の溶接にHe添加を用いる事で,特に高アーク長での乗り越え効果のリスクを下げ得る。淀み圧の増加は溶接池深さ拡大を齎すので,小アーク長でのH₂,N₂添加が有用である。

シソーラス用語： *TIG溶接 ,  *アーク現象 ,  *溶接保護ガス ,  アルゴン ,  添加物効果 ,  ヘリウム ,  水素 ,  窒素 ,  淀み点流 ,  圧力 ,  長さ ,  濃度依存性 ,  溶融池 ,  溶接速度 ,  溶込 ,  溶接入熱 ,  粘度

分類 (1件)： 溶接条件  (WC07080J)

タイトルに関連する用語 (4件)： TIG溶接 ,  プロセスガス ,  数値 ,  実験的研究