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J-GLOBAL ID：201202208236630819   整理番号：12A1771184

驚くほど凍結した構造をもつπ-積層ポルフィリン-フラーレン電子ドナー-アクセプタ複合体

A π-Stacked Porphyrin-Fullerene Electron Donor-Acceptor Conjugate That Features a Surprising Frozen Geometry

著者 (6件)： CIAMMAICHELLA Alina (Univ. Rome-Tor Vergata, Rome, ITA) ,  DRAL Pavlo O. (Friedrich-Alexander-Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  CLARK Timothy (Friedrich-Alexander-Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  TAGLIATESTA Pietro (Univ. Rome-Tor Vergata, Rome, ITA) ,  SEKITA Michael (Friedrich-Alexander-Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  GULDI Dirk M. (Friedrich-Alexander-Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 18  号： 44  ページ： 14008-14016  発行年： 2012年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポルフィリン単位とフラーレン単位がフェニル環のortho位とピロリジン環の窒素との共有結合を介して結合した複合体が「凍結した」電子ドナー-アクセプタアレイを形成することを見いだした。電気化学及び光物理研究から,この複合体は空間的相互作用と結合を介する相互作用により結合していることを示した。光誘起電子移動法を用いた研究から,ポルフィリン一重項励起状態は数ピコ秒で減衰し,すみやかに長寿命の電荷分離状態を形成することが分かった。密度汎関数法計算から,このレベルの計算では最高被占準位と最低空準位は各々,電子供与性ポルフィリン基と電子受容性フラーレン基に局在していることを示した。半経験的分子軌道/配置間相互作用(CI)及び非制限自然軌道/CI法により電荷移動状態の性質について計算し,有効電子移動のためにはドナーとアクセプタが接近して存在していることが重要であることを示した。

シソーラス用語： *密度汎関数法 ,  *電子移動 ,  *フラーレンC60 ,  *大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  半経験的方法 ,  *ドナー-アクセプタ対
準シソーラス用語： フラーレン誘導体 ,  *ポルフィリン誘導体

分類 (3件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  八員環以上の複素環化合物  (CF07120T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 凍結 ,  ポルフィリン ,  フラーレン ,  電子ドナー ,  アクセプタ ,  複合体