文献

J-GLOBAL ID：201202208761012220   整理番号：12A0682239

Li₇P₃S₁₁準安定結晶の高イオン伝導率に対する構造的証拠

Structural Evidence for High Ionic Conductivity of Li₇P₃S₁₁ Metastable Crystal

著者 (5件)： ONODERA Yohei (Kyoto Univ., Osaka, JPN) ,  MORI Kazuhiro (Kyoto Univ., Osaka, JPN) ,  OTOMO Toshiya (High Energy Accelerator Res. Organization, Ibaraki, JPN) ,  SUGIYAMA Masaaki (Kyoto Univ., Osaka, JPN) ,  FUKUNAGA Toshiharu (Kyoto Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 81  号： 4  ページ： 044802.1-044802.5  発行年： 2012年04月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電気伝導率,飛行時間中性子回折(TOF-ND),そしてシンクロトロンX線回折(SXRD)測定が⁷Li₇P₃S₁₁準安定結晶と(⁷Li₂S)₇₀(P₂S₅)₃₀ガラスに対して実行された。TOFおよびSXRDデータにもとづいた逆モンテカルロモデリングは⁷Li₇P₃S₁₁準安定結晶と(⁷Li₂S)₇₀(P₂S₅)₃₀ガラスの3次元構造を示した。3次元原子配置の詳細な多面体解析は⁷Li₇P₃S₁₁準安定結晶と(⁷Li₂S)₇₀(P₂S₅)₃₀ガラス中の[LiS₄]4面体([LiS₄]単位)とS₄4面体(Li⁺イオン無し;[S₄]単位)の空間分布を生じた。ac-[S₄]単位がLi⁺イオンの十分受け入れ可能な単位として認識されるとき,⁷Li₇P₃S₁₁準安定結晶に対する[LiS₄]単位近傍のac-[S₄]単位の配位数が平均的に3.9であると評価された。一方,(⁷Li₂S)₇₀(P₂S₅)₃₀ガラスに対しては1.9であった。⁷Li₇P₃S₁₁準安定結晶と(⁷Li₂S)₇₀(P₂S₅)₃₀ガラスでのそのような構造特性は電気化学的特性に深く結びついている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 飛行時間法 ,  中性子回折 ,  X線回折 ,  *電気伝導率 ,  準安定状態 ,  金属イオン ,  *硫化物 ,  リン化合物 ,  リチウム化合物 ,  ガラス ,  結晶 ,  *結晶構造
準シソーラス用語： *イオン伝導率 ,  シンクロトロンX線回折 ,  リチウムイオン ,  逆モンテカルロ法 ,  準安定結晶

分類 (2件)： 固体中の拡散一般  (BL06021L) ,  金属の結晶構造  (BK06000V)

タイトルに関連する用語 (4件)： Li7P3S11 ,  結晶 ,  イオン伝導率 ,  証拠