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J-GLOBAL ID：201202210217967165   整理番号：12A0877144

in vivoでの光阻害の機構:カタラーゼ,α-トコフェロール,非光化学的消光及び電子伝達の役割の再評価

The mechanism of photoinhibition in vivo: Re-evaluation of the roles of catalase, α-tocopherol, non-photochemical quenching, and electron transport

著者 (5件)： MURATA Norio (National Inst. for Basic Biology, Okazaki 444-8585, JPN) ,  ALLAKHVERDIEV Suleyman I. (Inst. of Plant Physiology, Russian Acad. of Sciences, Botanicheskaya Street 35, Moscow 127276, RUS) ,  ALLAKHVERDIEV Suleyman I. (Inst. of Basic Biological Problems, Russian Acad. of Sciences, Pushchino, Moscow Region 142290, RUS) ,  NISHIYAMA Yoshitaka (Dep. of Biochemistry and Molecular Biology, Graduate School of Sci. and Engineering, Saitama Univ., 255 Shimo-Okubo ...) ,  NISHIYAMA Yoshitaka (Inst. for Environmental Sci. and Technol., Saitama Univ., 255 Shimo-Okubo, Sakura-ku, Saitama 338-8570, JPN)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1817  号： 8  ページ： 1127-1133  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光化学系II(PSII)の光阻害はPSIIの光誘導不活化(光損傷)速度が光損傷したPSIIの修復速度を超えると生じる。PSIIの光阻害機構の定量的解析には光損傷速度と修復速度を別々にモニターすることが重要であり,2つのプロセスに及ぼす種々の摂動のそれぞれの効果を調べることも重要である。この方法は光阻害の以前の研究結果の再評価が可能であり,H₂O₂の効率的なスカベンジャーであるカタラーゼやペルオキシダーゼ,一重項酸素の効率的なスカベンジャーであるα-トコフェロール,PSIIが吸収する過剰光エネルギーを散逸する非光化学的消光及び電子の周期的と非周期的輸送などの光阻害からPSIIを保護する因子及び機構の役割の洞察が可能になる。光阻害の初期の研究により,これらの因子及び機構は全て光損傷からPSIIを保護することが示唆された。しかし,上記方法による再評価により,光損傷からPSIIを保護するのではなく,蛋白質合成を促進し,PSIIを修復して光阻害を緩和することを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *代謝阻害 ,  カタラーゼ ,  消光 ,  電子移動 ,  電子伝達系 ,  *光化学系II ,  損傷 ,  過酸化水素 ,  スカベンジャー ,  ペルオキシダーゼ ,  一重項酸素 ,  エネルギー ,  タンパク質合成 ,  活性酸素 ,  ビタミンE ,  フェノール類 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 光エネルギー ,  *光阻害 ,  光損傷 ,  電子伝達 ,  非光化学的消光

分類 (1件)： 光合成  (EB10020I)

物質索引 (1件)： α-トコフェロール

タイトルに関連する用語 (7件)： 光阻害 ,  カタラーゼ ,  α-トコフェロール ,  非光化学的消光 ,  電子伝達 ,  役割 ,  評価