抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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全球の表面海水中二酸化炭素観測データベース(SOCAT)を用いて,二酸化炭素分圧(pCO
2)の増加速度及びアラレ石飽和度(Ω
arg)の1980~2010年までの30年間の変化を求め,海洋酸性化の長期変化傾向を評価した。これまであまり知られていなかった南半球を含め,ほぼ全球的なpCO
2増加速度及びΩ
argの分布が得られた。pCO
2増加速度は,北太平洋よりも北大西洋で大きく,南太平洋,南大西洋及びインド洋では,他の大洋と大きく変わらない分布を示した。Ω
argの減少幅は,北大西洋を中心に,亜熱帯から熱帯にかけての広い範囲で大きい値となり,海洋酸性化が進行していることが示された。(著者抄録)