抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
でんぷん粒子の分析を利用して、浙江跨湖橋遺跡(8000~7000cal a BP)に発掘された陶器窯内部の残留物を分析した。結果から、陶器破片に付着した炭化物に多くの植物でんぷん粒子が含まれていた。でんぷん粒子の形態、大きさ、表面特徴などから、7類8種に分類できる。そのなか、イネ科イネ属(Oryza spp.)、,Coix属よくい(Coix chinensis T.)、マメ科ササゲ属(Vigna spp.)、ブナ科コナラ属(Quercus spp.)、及びトチノキ科トチノキ属(Asuculus spp.)種と果実可能性が高いのでんぷん粒子であった。そのたのでんぷん粒子については、現在のでんぷん形態データでは特定できないものであった。そのほかに、残留物に針葉樹の有縁壁孔を有する仮道管が観察された。一部の食物加工に、針葉樹の道具を使っていた可能性を示唆した。陶器破片残留物にあったでんぷんの多様性から、陶器窯で加工した食物が多種であり、当時人類の食物構造も多様であることを示唆した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST