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J-GLOBAL ID：201202212110397032   整理番号：12A0460619

もみ殻培地を用いた循環式バラ養液栽培における光触媒による排出培養液処理

Closed Soilless Cultivation System of Roses Planted in Rice Hull Substrate with TiO₂ Photocatalytic Treatment of Waste Nutrient solution

著者 (5件)： 深山陽子 (神奈川県農業技術センター) ,  原靖英 (神奈川県農業技術センター) ,  橋本和仁 (東京大学先端科学技術研究センター) ,  橋本和仁 (東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻) ,  砂田香矢乃 (東京大学先端科学技術研究センター)
資料名： 植物環境工学  (Journal of Science and High Technology in Agriculture)
巻： 24  号： 1  ページ： 31-37 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L1430A  ISSN： 1880-2028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境負荷が少ない養液栽培を目指して培地にもみ殻を用いた培養液循環式システムにおいて, 排出培養液の酸化チタン光触媒処理がバラ栽培に及ぼす効果について調べた. まず, もみ殻溶出液, これを光触媒処理した液, そして水の3種類の試験液に肥料成分を入れ, バラ幼苗を浸してグロスチャンバー内で生育させたところ, 新梢および葉の重さは光触媒処理した液と水とで同等の値となった. 一方, もみ殻溶出液では水より低い値となった. このことから, もみ殻溶出液に含まれる生育阻害原因物質を光触媒処理により分解できると考えられた. また, 実際のバラ養液栽培を行い, もみ殻培地を用いた太陽光下での排出培養液の光触媒処理を組み込んだ循環式システムと処理なしの循環式システム, 慣行のロックウール培地のかけ流しシステムの3者を比較した. その結果, バラの生育・収量において, 光触媒処理を組み込んだシステムは, 処理なしシステムより優っており, 慣行のシステムとは同等となった.(著者抄録)

シソーラス用語： *バラ ,  *養液栽培 ,  栽培管理 ,  籾殻 ,  排水 ,  *光触媒 ,  酸化チタン ,  植物成長 ,  作物収量 ,  水管理 ,  花卉
準シソーラス用語： Rosa hybrida ,  *循環式養液栽培

分類 (1件)： 花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (29件)：

• 農林水産省. 園芸用ガラス室・ハウス等の設置状況. 2009
• ITO, T. The greenhouse and hydroponic industries of Japan. Acta Hort. 1999, 481, 761-764
• 岡野邦夫. 日本の花き養液栽培の現状と今後の展望. ハイドロポニックス. 2003, 17, 1, 22-24
• 林勇. バラ. 1990, 上
• 林勇. バラ. 1990, 下

タイトルに関連する用語 (7件)： もみ殻 ,  培地 ,  循環 ,  バラ ,  養液栽培 ,  光触媒 ,  培養液