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J-GLOBAL ID：201202212136863120   整理番号：12A0824027

コンクリートキャスク方式による使用済燃料貯蔵の実用化研究-304Lステンレス鋼キャニスタ蓋溶接部における画像化による超音波探傷試験の適用性評価-

著者 (3件)： 後藤将徳 (電力中研) ,  東海林一 (電力中研) ,  白井孝治 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所地球工学研究所研究報告  (電力中央研究所地球工学研究所調査報告)
号： N11057  ページ： 25P  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： F0804D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： わが国の使用済燃料の中間貯蔵方式において,金属キャスク方式,コンクリートキャスク方式に向けた規格基準化を進めている。今後の貯蔵需要の増大を踏まえて,調達容易性,および経済性,廃棄物発生量の低減において有利な,コンクリートキャスク方式の日本国内での技術確立が望ましい。本方式は,コンクリートキャスク内の,オーステナイト系ステンレス鋼製キャニスタの密封機能が重要であり,キャニスタ蓋溶接部の施工時の不良を検出する,超音波探傷試験(以下,UT)の信頼性が課題である。本研究では,キャニスタ蓋溶接部の体積検査としてUTを実施し,フェーズドアレイ法および従来の固定角探傷法の欠陥検出に対する画像化による識別可能性を評価した。主な成果は,1)放電加工欠陥に対するUTの精度検証,2)溶接不良模擬欠陥に対するUTの適用性,および3)欠陥寸法の検出限界評価の3項目に分けて記した。

シソーラス用語： 放射性廃棄物 ,  *使用済燃料要素 ,  *貯蔵 ,  キャスク ,  コンクリート ,  *キャニスタ ,  *ステンレス鋼 ,  蓋 ,  *溶接部 ,  *超音波探傷 ,  信頼性 ,  フェイズドアレイ ,  画像処理 ,  放電加工
準シソーラス用語： コンクリートキャスク ,  *画像化 ,  *中間貯蔵

分類 (3件)： 非破壊試験  (HB02030F) ,  付属プラント設備  (MD04070W) ,  溶接欠陥  (WC07130P)

引用文献 (13件)：

• 1) 有冨 正憲他:リサイクル燃料資源の確かな安全備蓄に向けて -使用済燃料中間貯蔵の現状と対策-, 日本原子力学会誌 Vol.48, No.9, pp.637-660, 2006
• 2) 白井 孝治他:コンクリートキャスク方式による使用済燃料貯蔵の実用化研究 -304Lステンレス鋼キャニスタの塩化物応力腐食割れ防止に対する成立性評価-, 電中研報告, N10035, 2011.5.
• 3) 白井 孝治:リサイクル燃料貯蔵技術開発の今後の展開, 電力中央研究所フォーラム2010, 平成22年10月
• 4) 原子力安全・保安院:コンクリートキャスクを用いる使用済燃料貯蔵施設(中間貯蔵施設)に係る技術要件, 平成18年4月
• 5) (社)日本機械学会:使用済燃料貯蔵施設規格, コンクリートキャスク, キャニスタ詰替装置およびキャニスタ輸送キャスク構造規格, JSME S FB1-2003, 2003.12.

タイトルに関連する用語 (12件)： コンクリートキャスク ,  実用化 ,  研究 ,  304L ,  ステンレス鋼 ,  キャニスタ ,  蓋 ,  溶接部 ,  画像化 ,  超音波探傷試験 ,  適用性 ,  評価