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J-GLOBAL ID:201202212392155125   整理番号:12A0460482

ehimeite,NaCa2Mg4CrSi6Al2O22(OH)2:愛媛県,東赤石山,赤石鉱山産,初めてのCrを主成分とする角閃石

Ehimeite, NaCa2Mg4CrSi6Al2O22(OH)2: The first Cr-dominant amphibole from the Akaishi Mine, Higashi-Akaishi Mountain, Ehime Prefecture, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 107  号:ページ: 1-7 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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最初のCrを主成分とする角閃石,ehimeite,理想式NaCa2Mg4CrSi6Al2O22(OH)2は,愛媛県,東赤石山,赤石鉱山のクロミタイト鉱床で発見された。ehimeiteは最大長さ1.5cm,幅0.5cmの角柱結晶として産出し,クロム鉄鉱,kammererite(Crに富むクリノクロア),Crに乏しいクリノクロア,金雲母,およびウバロバイトにともなって発見された。それは,透明で,淡い緑色?エメラルドグリーンを呈し,淡緑色の条痕色,ガラス光沢を示す。光学的は,2軸性正で,α=1.644(2),β=1.647(2),γ=1.659(2),2Vcalc=53°である。それはモース硬度6,密度は,3.08(3)g/cm3(重液を用いて測定)または3.121g/cm3(粉末回折データと経験式から計算)である。経験式は,O=22およびOH=2,で(Na0.88K0.07)Σ0.95(Ca1.89Na0.02Mg0.09)Σ2.00(Mg4.03Cr0.62Al0.19Fe3+0.07Fe2+0.07Ti0.03)Σ5.00(Si6.14Al1.86)Σ8.00O22(OH)2。Ehimeiteは,パーガス閃石とNaCa2Mg4(Cr,Al)Si6Al2O22(OH)2の固溶体を形成する。それは単斜晶系の単位セルを持ち,a=9.9176(14)Å,b=18.0009(12)Å,c=5.2850(7)Å,β=105.400(7)°,V=909.6(17)Å3,およびZ=2で,粉末XRDデータの結晶構造精密化により空間群C2/mに属する。粉末XRDパターンの8つの最強線[d(Å),I/I0,hkl]は,((3.370,58,150),(2.932,43,221),(2.697,81,151),(2.585,50,061),(2.546,100,202),(2.346,42,351),(2.156,35,261),および(1.514,55,263)である。結晶構造は,単結晶X線回折データを使用して,R1=0.0488に精密化された。赤石鉱山のehimeiteは,三波川変成作用時の蛇紋岩化の後退変成ステージにおいて,クロミタイトと変成流体の反応によって形成されたと結論される。(翻訳著者抄録)
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珪酸塩鉱物 
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