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J-GLOBAL ID:201202212740347955   整理番号:12A1430760

中国漢江流域における水環境に関する住民意識の調査-日本との比較検討を通して-

著者 (4件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 333-346  発行年: 2012年09月28日 
JST資料番号: L1842A  ISSN: 0915-0048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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中国では経済が著しく発展する一方で,その水環境は悪化している。この事態の転換のために様々な対策が考案されている中で,住民としての個人の役割も提起されている。しかし,中国では水環境に対する一般住民の意識がどのようなものであるかという調査研究はこれまでほとんどなされていない。このため,2008年3~5月に,中国の漢江流域にある丹江口市,襄樊市,鐘詳市,仙桃市,武漢市の5地域の都市部及び農村部における一般住民の水環境に対する意識を調査した。その調査結果を基に,水環境の現状に対する意識,日常生活と水環境に対する意識,水環境の施策に対する意識,水環境への住民自らの取り組み,及び水環境政策に対する要望,という5つの項目で日本との比較検討を行った。その結果,中国漢江流域でも日本でも水環境に対する関心度は高く,水環境の現状や施策に対する意識について多くの共通点が見られた。その一方,河川の水質汚染の原因については,中国漢江流域では第一に工場排水であると認識しており,日本では生活排水であると認識しているなど,両地域の相違が明らかとなった。また,中国漢江流域では水環境に対する関心度が高く,水環境の保全と回復が期待されていることがわかった。しかし,中国漢江流域では公害型の水環境問題は注目されているものの,同時に混在している都市型・生活型の水環境問題についてはまだ十分に認識されていない。さらに,実生活の環境負荷の削減策はそれほど浸透しておらず,そのノウハウや工夫も不十分ということが明らかになった。このような調査と比較研究は,今後の中国の水環境施策や日本のアジア環境政策の策定に参考となるであろう。(著者抄録)
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分類 (1件):
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河川汚濁 
引用文献 (6件):
  • 楊明. 環境問題与環境意識. 2002
  • 李全鵬. 中国の初・中等教育における環境教育の制約要因について-その歴史と現状を通して-. 一橋社会科学. 2008, 4
  • 張睿欣. 中国西安市における大学生の環境意識アンケート調査-悪化する水環境の現状と課題-. 地域政策研究. 2007, 9, 4, 57-62
  • 湖北省統計局. 湖北統計年鑑. 2009
  • 国家環境保護総局. 中国環境状況公報1990-2006
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