抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソーラー水素ステーション(SHS2)のシステム構成と動作の詳細を述べ,1年間の実証試験結果と初期のシステム効率を示し,今後の見通しを紹介した。システムは,機械式コンプレッサなしで燃料電池電気自動車用の水素規格を満たす圧縮水素を製造する能力を有している。太陽電池と組合わせることによって水素製造過程において全くCO
2を排出しないことが可能になる。実証試験で得た結果は次の通りである。1)燃料電池電気自動車への水素供給を継続的に行うことができ,2)1年間の水素製造量は120kg,製造に必要な電力量はすべて太陽電池による発電量で賄えることがわかり,3)運用を通じて得たデータを利用して,運用シミュレーションを行った結果,車載タンクと同等の容量を持つ貯蔵タンクを併設することで,ユーザの利便性を向上することがわかり,4)設置当初の初期性能を測定したところ,システム効率は55.5%で,水素11Nm
3あたり6.38kWhの電力消費量であった。