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J-GLOBAL ID:201202213086755204   整理番号:12A1673112

石炭灰造粒物の覆砂による底質改善

Improvement of Coastal Marine Sediments by Capping with Granulated Coal Ash
著者 (4件):
資料名:
巻: 35  号: 10  ページ: 159-166 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: U0148A  ISSN: 1881-3690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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石炭灰造粒物を実海域の有機質底泥へ覆砂することによる,短期的および長期的環境改善効果について,施工後84日経過した大河漁港と施工後8年以上経過した馬島沖で,栄養塩類(溶存態無機窒素DIN,溶存態無機リンDIP)および硫化水素の溶出抑制効果,生物量の増加効果などで検証を行った。その結果,短期的に石炭灰造粒物によるDIN,DIP,硫化水素の顕著な濃度低減効果が認められ,長期的にDIP,硫化水素の濃度低減効果が示唆された。これは,短期的には吸着効果により,長期的には石炭灰造粒物により形成された空隙や生息生物による撹乱効果により,嫌気的環境が改善されたためと考えられる。特に,嫌気的環境が改善されたことによる,底生生物の種類数,個体数の増加は短期的にも長期的にも確認された。また,石炭灰造粒物の覆砂による底泥からのDIN,DIPの溶出抑制は98%以上であることが大河漁港を対象としたデータから推算された。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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用水の物理的処理  ,  海洋汚濁 
引用文献 (34件):
  • 1) 閉鎖性海域中長期ビジョン策定に係る懇談会(2010)閉鎖性海域中長期ビジョン,pp.1-5,15-16,閉鎖性海域中長期ビジョン策定に係る懇談会,東京.
  • 2) 佐々木克之(1989)干潟域の物質循環,沿岸海洋研究ノート,26,172-190.
  • 3) 高山百合子,国分秀樹,上野成三(2008)浚渫ヘドロを有効利用した英虞湾干潟再生実験から得られた干潟底質の最適条件,土木学会論文集B,64,139-150.
  • 4) 環境省(2012)里海ネット,http://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/(2012年6月時点).
  • 5) 水産庁(2010)水産環境整備の具体的な技術課題,http://www.jfa.maff.go.jp/j/study/keikaku/pdf/2010_02shiryou2-1.pdf(2012年6月時点).
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