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J-GLOBAL ID：201202213221858396   整理番号：12A1771748

計量書誌学的アプローチによる室内環境研究の動向分析

著者 (3件)： 関根嘉香 (東海大 大学院理学研究科) ,  河村歩美 (東海大 大学院理学研究科) ,  池田四郎 (東海大 大学院地球環境科学研究科)
資料名： 室内環境  (Indoor Environment)
巻： 15  号： 2  ページ： 181-188  発行年： 2012年12月01日 
JST資料番号： L4020B  ISSN： 1882-0395  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 室内環境学会は様々な分野の研究者が集まり,学際的に意見を交換できる場として1994年に設立され,現在に至っている。本研究の目的は,わが国の室内環境に関わる研究者の関心の所在およびその経年変化を明らかにし,室内環境学のあり方を考察するための基礎資料を提供することである。そこで,室内環境学会学術大会に際して発行される講演要旨集に掲載された講演要旨を対象に計量書誌学的観点に基づくトレンド分析を行い,これまでの研究内容(室内環境の場,対象物質など)や発表者の属性にどのような傾向があるかを調査した。その結果,1998年に31件であった研究発表数は,2003年に約3倍に増加し,2008年以降は100件程度で推移していた。2004年頃まではシックハウス問題に関連し,住宅におけるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOCs)を扱う研究が多く報告されていたが,近年は研究対象となる室内環境の場および「対象物質」はともに多様化する傾向にあった。また本学術大会の一般研究発表の約半数が,産学,学公など,立場を超えた連携研究によるものであり,本学会が実学志向の強い研究者の集まりであることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *屋内環境 ,  計量書誌学 ,  *調査 ,  解析 ,  学術雑誌 ,  環境汚染 ,  物 ,  *年年変動 ,  揮発性有機化合物 ,  *学協会 ,  会議 ,  報告書 ,  室内空気汚染 ,  大気汚染物質 ,  カテゴリー ,  エアロゾル ,  ハウスダスト ,  有機リン化合物 ,  微生物汚染 ,  放射性物質 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  かび ,  ダニ類 ,  部屋 ,  暖房装置 ,  自動車 ,  住宅 ,  公共施設 ,  建築材料 ,  家具 ,  学校 ,  脂肪族アルデヒド ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪酸 ,  薬物
準シソーラス用語： PAH【汚染物質】 ,  シックハウス問題 ,  タバコ煙 ,  トレンド解析 ,  喫煙室 ,  *研究動向 ,  研究報告 ,  講演 ,  *室内環境学会 ,  室内空気汚染物質 ,  対象物 ,  暖房器具 ,  *動向調査

分類 (3件)： 研究開発  (SA01040R) ,  気圏環境汚染  (SB03020M) ,  汚染原因物質一般  (SB05010P)

物質索引 (5件)： アセトアルデヒド ,  アセトン ,  ギ酸 ,  ホルムアルデヒド ,  酢酸

引用文献 (6件)：

• 1)室内環境学会HP:http://www.siej.org
• 2) Bellis, De N.: Bibliometrics and Citation Analysis: From the Science Citation Index to Cybermetrics, Scarecrow Press (2009).
• 3) Ted L., Robert J., Peng L. H. and Ling W. L.: Trends and lacunae for future computer assisted leaning (CAL) research: An assessment of the lit- erature in SSCI journals from 1998-2006. J. Am. Soc. Inf. Sci. Technol., 59(8), 1313-1320 (2008).
• 4)富澤宏之,林隆之,山下泰弘,近藤正幸:有力特許に引用された科学論文の計量書誌学的分析,情報管理,49(1),2-10(2006).
• 5)池田耕一,朴俊錫:木質材料におけるホルムアルデヒド放散と真菌成長の関係,クリーンテクノロジー,14(7),54-58(2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： 計量書誌学 ,  室内環境 ,  研究 ,  動向 ,  分析