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J-GLOBAL ID：201202213565855795   整理番号：12A0429298

収穫時期が異なる稲への乳酸菌と廃シロップ添加が稲WCSの発酵品質と肉牛における消化率,およびビタミン類に及ぼす影響

Effect of Supplementation of Lactic Acid Bacteria and Wasted Syrup into Rice Crop at Different Harvest Times on the Fermented Quality and Digestibility in Beef Cattle, and the Vitamins in Whole Crop Rice Silage

著者 (7件)： 高橋敏能 (山形大 農) ,  松浦弘幸 (山形大 農) ,  松浦弘幸 (日東ベスト) ,  佐藤裕子 (山形大 農) ,  佐藤裕子 (JA山形) ,  堀口健一 (山形大 農) ,  吉田宣夫 (山形大 農 やまがたフィールド科セ)
資料名： 山形大学紀要 農学  (Bulletin of the Yamagata University. Agriculture Science)
巻： 16  号： 3  ページ： 109-116  発行年： 2012年02月15日 
JST資料番号： G0695A  ISSN： 0513-4676  CODEN： YDKNA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本海沿岸地域の収穫時期が異なる稲に,乳酸発酵を促進する乳酸菌(畜草1号:Lactobacillus plantarum)および廃シロップを添加して調整した稲ホールクロップサイレージ(WCS)について,発酵品質,品質保持効果,牛の消化率およびビタミン類に及ぼす影響を検討した。水稲品種「はえぬき」を黄熟期および過熟期に収穫し,畜草1号5ppmおよび廃シロップ4%を添加して,稲WCSを調整した。収穫時期および短期保存(翌年4月)・長期保存(翌年9月)ともに,添加物により発酵品質は改善され,特に,過熟期の添加物利用では改善効果が高かった。牛の消化率は添加物利用により高くなる傾向は見られたが,その効果は低かった。ナイロンバッグ法による乾物消失率は培養初期に添加物の効果が認められた。β-カロテン濃度は黄熟期に対して過熟期で顕著に減少した。これらの結果から,過熟期収穫稲のWCSを用いることで,高品質牛肉を生産できると考えた。

シソーラス用語： *水稲 ,  収穫 ,  成長段階 ,  *ホールクロップサイレージ ,  *サイレージ添加物 ,  添加物効果 ,  乳酸菌 ,  Lactobacillus plantarum ,  シロップ ,  食品副産物 ,  貯蔵安定性 ,  消化性 ,  ビタミンA ,  山形県 ,  カロチノイド
準シソーラス用語： *イネホールクロップサイレージ ,  栄養消化率 ,  はえぬき

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  粗飼料  (FD07020H)

物質索引 (1件)： β-カロチン

タイトルに関連する用語 (9件)： 収穫時期 ,  稲 ,  乳酸菌 ,  シロップ ,  稲WCS ,  発酵品質 ,  肉牛 ,  消化率 ,  ビタミン類