抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,HOG特徴量と差分ステレオを用いた高速で高精度な人物検出手法を提案した。これにより得た主な知見を次に示した。1)差分ステレオにより抽出する前景領域にのみ検出ウィンドウを走査することで,人物検出精度と処理速度を向上させたこと,2)前景領域の距離情報を用いて,検出ウィンドウの大きさを画像中の人物サイズに適切に合わせることで,大きさを変えた複数回の走査をなくし,処理速度を向上させたこと,3)人物の全身識別器と上半身識別器を組合せた複数識別器を用いることにより,人物検出精度をさらに向上させたが,人物同士の重なりにより生じるオクルージョンや人物からカメラまでの距離が遠い場合,人物検出精度が低下する問題が生ずるため改善が必要であること。今後,ロバストな人物追跡手法と統合した高精度な人流計測を行う予定であることを述べた。