抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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玉軸受はラジアル軸受に分類され,ラジアル荷重を支持しながら回転することが多い。玉軸受にラジアル荷重が負荷されると転動体の位置によって転動体荷重が異なるため,一定の静的荷重であっても軸受自身のラジアル剛性が回転中に周期的に変化する。それによってラジアル方向の振れが大きくなることが予想されるが,ラジアル荷重を加えた場合の回転精度についての研究は,ほとんど行われていない。そこで本研究は,玉軸受単体にアキシアル荷重とラジアル荷重を同時に加えた状態で回転精度を測定できる装置を開発し,回転振れに及ぼすラジアル荷重の影響を実験的に解析した。その結果,ラジアル荷重によってラジアル振れは増加するが,ラジアル剛性の変化が小さい軸受ほど振れの増加は少なくなることが明らかとなり,著者らがこれまでに提案した高回転精度となる転動体数の傾向と一致していた。(著者抄録)