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J-GLOBAL ID：201202216208090674   整理番号：12A1765905

水集熱式太陽熱暖房システムの簡易設計法に関する研究 第1報 簡易設計法の提案

Studies on Simplified Design Method for Water Based Solar Heating System Part. 1 Proposal for Simplified Design Method

著者 (3件)： 北野博亮 (三重大 大学院工学研究科) ,  相良和伸 (大阪大 大学院工学研究科) ,  岩田剛 (三重大 大学院工学研究科)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 38  号： 6  ページ： 65-72  発行年： 2012年11月30日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,砕石蓄熱槽をもつ空気集熱式太陽熱暖房システムについて,代表的一日に集熱した太陽熱でその日の暖房負荷を賄うことができるシステムの設計の目安とした簡易設計法の検討を行い,集熱量に応じた最適な砕石蓄熱槽容量とそのときの一日の蓄熱量との関係を近似的に表わす関係式を示し,この関係式を用いた簡易設計法を提案した。この報告では,温度成層型蓄熱槽をもつ水集熱方式の太陽熱暖房システムを対象として,蓄熱槽容量に関する同様の検討結果し示し,その簡易設計法を提案した。初めに,蓄熱槽容量と蓄熱量の関係を求める式を導き,具体的結果を紹介した。簡易設計法については,最適蓄熱槽容量を調べて,集熱設定温度との関係,および蓄熱量を検討し,最適蓄熱槽容量を近似的に求める方法を示した設計条件と暖房負荷に見合ったシステムの蓄熱容量から,集熱器面積と蓄熱槽容量を求める関係式を求めた。次にこの関係式を利用した簡易設計法を提案し,これにより決定した設計値を用いて,蓄熱・放熱の繰返し運転のシミュレーションを行い,この簡易設計法の適用範囲について検討した。現実的設計条件の範囲では,十分適切な設計が出来ることを確認した。

シソーラス用語： *加熱 ,  *蓄熱槽 ,  *方式 ,  設計 ,  熱量 ,  容量
準シソーラス用語： *太陽熱暖房 ,  *水集熱方式 ,  簡易設計 ,  蓄熱量 ,  蓄熱槽容量 ,  集熱器

分類 (1件)： 太陽エネルギー利用機器  (QE05020H)

引用文献 (11件)：

• DUFFIE, A. J. Solar engineering of thermal processes. 2006, 655-672
• KALOGIROU, S. A. Optimization of solar systems using artificial neural-networks and genetic algorithms. Applied Energy. 2004, 77, 4, 383-405
• KULKARNI, G. N. Determination of design space and optimization of solar water heating systems. Solar Energy. 2007, 81, 958-968
• 北野博亮. 空気集熱式太陽熱暖房システムの最適蓄熱槽容量に関する理論的検討. 日本建築学会計画系論文集. 2000, 532, 29-35
• 北野博亮. 空気集熱式太陽熱暖房システムの簡易設計法に関する研究. 日本建築学会計画系論文集. 2004, 582, 45-52

タイトルに関連する用語 (7件)： 水 ,  集熱 ,  太陽熱暖房 ,  簡易 ,  設計法 ,  研究 ,  提案