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J-GLOBAL ID:201202216235969777   整理番号:12A0371992

鉄ベース超伝導体Ba(Fe1-xCox)2As2における構造の量子臨界性と超伝導

Structural Quantum Criticality and Superconductivity in Iron-Based Superconductor Ba(Fe1-xCox)2As2
著者 (20件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 024604.1-024604.6  発行年: 2012年02月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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鉄ベース超伝導体Ba(Fe1-xCox)2As2の弾性特性を,8種類のCo濃度について調べた。弾性係数C66は,構造相転移に付随する顕著な軟化を示した。C66を,Fe-3d電子の局在および巡回描像に基づいて解析し,この系における顕著な電子-フォノン結合および可能な質量増大を示した。この結果は非伝統的な超伝導体の場合と類似であり,系の特性が長範囲規則度のゼロ温度臨界点,つまり量子臨界点(QCP),に付随する量子ゆらぎに支配されることを記した。この系では,C66の逆数は,磁気的QCP系での磁化率と同様の挙動を示すことを記した。既存の超伝導体のQCPは全て反強磁性に起因するが,カノニカルな鉄ベース超伝導体Ba(Fe1-xCox)2As2に関する著者らの系統的研究は,この材料が,前例の無い「構造の量子臨界性」の特徴を有することを明らかにした。弾性係数異常は,超伝導の出現に関連があると推論した。これらの結果は,この系における顕著な電子-フォノン結合およびバンドの効果を明らかにし,従って,鉄3d軌道の役割に焦点を置いた有力なシナリオに対する挑戦であることを指摘した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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金属系超伝導体の物性  ,  固体の機械的性質一般 
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