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J-GLOBAL ID:201202216392871977   整理番号:12A0832765

単一カイラル配位子ネットワークをもつ分子性磁石の三次高調波磁気応答を用いた磁気診断

Magnetic diagnostics using the third-harmonic magnetic response for a molecule-based magnet networked by a single chiral ligand
著者 (6件):
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巻: 111  号: 10  ページ: 103914-103914-7  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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二次元分子ネットワークが単独のカイラル配位子(((R)-pn)から構成されているカイラル分子性磁石[Cr(CN)6][Mn(R)-pnH(H2O)](H2O)(R-GNとよぶ)の複雑な磁区形成について調べた。交流磁場に対して一次および三次高調波磁気応答(M,Mを得た。また,数Oeにおける交流磁場の磁気ヒステリシスをRayleighループに基づいて議論した。この磁気ヒステリシスの診断により,温度変化に対する複雑な磁区形成プロセスを明らかにした。R-GNについては,巨大なM(論文は#4と命名)がいわゆる”磁気整列温度(TC)”直上において現れることが報告されている。本研究では,#4の低温側に新たに3つのM応答(#1-3)を観測し,#1-#4の全ての交流磁場応答を調べた。また,#1は巨大Mを伴ったが,それはTC以下においてかなりの磁気ゆらぎが生き残ることを示唆した。TC以下のこのグラス的振舞いは単独のカイラル配位子をもつ分子性磁石における魅力的な新しい現象である。#2および#3は,それぞれ磁気整列と小さな磁区の形成を示した。#1-3のM応答は交流磁場の振幅増大とともに低下し,対応する磁気ヒステリシスはM応答の位相外れをともなう普通のRayleighループであった。しかしながら,Mの位相外れのない#4のM応答は,交流磁場の振幅を増すと増大した。また#4は,常磁性領域において大きな磁気ヒステリシスを示し,#1-#3のそれとは本質的に異なっていた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
磁区・磁化過程一般  ,  磁気の計測法・機器 

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