抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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共存・共生型社会構築のための方法論として,従来の風土論と共生概念の関係を説明し,さらに持続可能な人間-自然関係について論じた。著者の提唱する自然のもつ三つの顔,人間-自然主体-客体と主体-主体と客体-主体と,フェミニスト経済学が唱える三分法,ICEモデル産業経済的活動,家族におけるケア活動,生態系を述べた。三分法においては再生産労働に,Eの領域は途上国や日本の田舎など,地域の自然の保全の活動とつながり,これら概念から得られる共生型の社会像がいかに原発依存社会とは共生不可能であるかを指摘した。地震・津波とは異なり,原発は自然との共生よりも自然支配的で,今後の方向として即時撤廃の反原発と段階的解消の脱原発の戦略は統合され,原発の完全な廃棄までのやむを得ない原発との共生の必要性を主張した。