抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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延宝5年(1677年)房総地震津波の痕跡について,明治時代に刊行された五万分の一旧版地形図に記された集落の配置を元に古文書に記録された各集落内の遡上地点を推定し,標高の計測を行った。現地調査は千葉県房総半島の沿岸部における資料記載地を対象として実施した。なお,数戸以上複数軒の流失倒壊地点では,プラス2.0mをそこでの津波浸水高とした。ただし,津波による溺死者の多い場所ではさらに0.5mを加算し,溺死者が少ない場合や小屋の流失である場合は状況に応じて浸水深を減じた。得られた津波浸水高または遡上高を図および表に示した。また,広域における津波高を総括した図も示した。