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J-GLOBAL ID：201202216746852177   整理番号：12A0712174

無水石こうと石灰石微粉末を混和した高炉セメント系材料の硫酸マグネシウム抵抗性と耐硫酸塩性に優れた材料設計の提案

MgSO₄ RESISTANCE OF BLAST FURNACE SLAG CEMENT WITH ANHYDRITE AND LIME STONE POWDER, AND MATERIAL DESIGN FOR SULFATE ATTACK

著者 (4件)： 斎藤豪 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  JANG Jeong Gook (東京工大 大学院理工学研究科) ,  LEE Yun Sub (東京工大 大学院理工学研究科) ,  大即信明 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 168-175  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 硫酸塩によるコンクリートの膨張破壊は,構造物の劣化要因の一つとして広く知られている。コンクリートの耐硫酸塩性に関する研究は,これまで数多くなされたが,硫酸塩劣化の検討はすべて,ASTM-C1012に準拠した「硫酸ナトリウム溶液(以下,Na₂SO₄)」による劣化試験および劣化機構の検討が主であり,中東諸国等の「硫酸マグネシウム(以下,MgSO₄)」が多く存在する地域の劣化機構は,異なることが予想される。本研究は,普通ポルトランドセメント-高炉スラグ微粉末-石灰石微粉末-無水石こう系材料のMgSO₄,およびNa₂SO₄溶液による浸漬試験を行い,MgSO₄溶液による劣化機構を明らかにすること,およびMgSO₄とNa₂SO₄を併せた,総合的な耐硫酸塩性を向上させる材料設計を提案することを目的とした。

シソーラス用語： コンクリート ,  硫酸塩 ,  硫酸ナトリウム ,  硫酸マグネシウム ,  *高炉セメント ,  *硬石膏 ,  ポルトランドセメント ,  *微粉体 ,  浸漬試験 ,  機構 ,  *耐硫酸塩性 ,  空隙率 ,  材料設計 ,  アルミン酸塩 ,  水和物
準シソーラス用語： 高炉スラグ微粉末 ,  *石灰石微粉末 ,  膨張破壊 ,  劣化機構 ,  アルミネート水和物

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (20件)：

• 1)Rasheeduzzafar, Fahd H. Dakhil, Ahmad Saad Al-Gahtani:ACI journal, Proc., Vol.81, No.1, pp.13-20(1984)
• 2)B. P. Bellport:Combating sulfate attack on oncrete on bureau of reclamation projects, In: E. G. Swenson, Editor,“Performance of concrete:resistance of concrete to sulfate and other environmental conditions”, University of Toronto Press, Canada, pp.77-92(1968)
• 3)吉田夏樹ほか:硫酸塩を含む土壌に建築された住宅基礎コンクリートの劣化、セメント・コンクリート論文集、No.61、 pp.270-275(2007)
• 4)篠崎聡、吉田安克、江向直美:とう道歩床版の劣化原因とその補修、防錆防食技術大会予稿集、No.23、pp.17-20(2003)
• 5)JIS R 5210(2003)

タイトルに関連する用語 (10件)： 無水石こう ,  石灰石微粉末 ,  混和 ,  高炉 ,  セメント系材料 ,  硫酸マグネシウム ,  抵抗性 ,  耐硫酸塩性 ,  材料設計 ,  提案