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J-GLOBAL ID：201202216766620892   整理番号：12A1513383

水質改善を目的としたイオン除去技術の開発

著者 (1件)： 小田廣和 (関西大 環境都市工)
資料名： 分離技術
巻： 42  号： 5  ページ： 270-278  発行年： 2012年09月29日 
JST資料番号： L2100A  ISSN： 1343-7860  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高比表面積で伝導性と化学的安定性が高い多孔性炭素材料を電極材料として用いた電気二重層キャパシタの原理に基づく水処理方法を紹介する。小型装置では電圧印加により希薄溶液中から各種イオンが除去され,逆電圧印加または無電圧操作で容易にイオンが脱離して電極が再生可能であり,同時に高濃度に濃縮されたイオンが回収できることを述べる。イオンの除去量が電極の細孔構造と電解質のイオン半径に依存することも示し,処理量の大容量化を目指した装置の大型化と将来展望について述べる。

シソーラス用語： *電気化学的水処理 ,  電力コンデンサ ,  電気二重層 ,  炭素電極 ,  活性炭 ,  多孔質体 ,  多孔質電極 ,  カチオン ,  アニオン ,  分離効率 ,  イオン半径 ,  細孔構造 ,  濃縮 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  吸着平衡 ,  比表面積 ,  細孔径分布 ,  静電容量 ,  エネルギー効率 ,  脱塩 ,  スケールアップ
準シソーラス用語： Coulomb効率 ,  メソ細孔材料 ,  拡散二重層 ,  電気二重層キャパシタ

分類 (3件)： イオン交換  (CC01020L) ,  用水の化学的処理  (SC02040E) ,  吸着,イオン交換  (XD02060I)

引用文献 (13件)：

• 1)湯浅晶,松井佳彦,ケミカルエンジニヤリング,47,615-620(2002)
• 2)赤松勲,藤井利郎,水処理技術22,7-11(1981)
• 3)李盛源,田瀬則雄,地下水学会誌,45,335-344(2003)
• 4)山岡賢,凌祥之,上田達己,農業土木学会論文集,243,361-368(2006)
• 5)三井宣志,富田俊明,小田廣和,炭素,194,243-247(2000)

タイトルに関連する用語 (3件)： 水質改善 ,  イオン ,  開発