抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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強風下で中地震または大地震が発生し,地震力と風圧力を同時に受けた場合の定性的な応答性状について検討した。鉄筋コンクリート造建築物を一自由度系に置き換えて検討を行った。建築物高さ,ベースシア係数および風速をパラメータとし,一自由度系のモデルに対して風荷重を静的な荷重として加えている状態で,風荷重と地震力を同時に受けた場合の地震応答解析を行った。得られた主な知見は,1)既存建築物に近いベースシア係数を設定した既存耐震モデル,大地震時の制震モデルおよび免震モデルでは,対象にした風速範囲での風荷重が応答に与える影響は小さい,2)限界耐力計算でベースシア係数を設定した限耐耐震モデルは,強風下において中地震動または大地震動が作用した場合,階数が多くなるにつれて著しい応答増大が見られた。