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J-GLOBAL ID：201202217634284580   整理番号：12A0626839

Auナノ粒子触媒のサイズに依存したナノカーボン材料成長

Nanocarbon Materials Growth Dependent on Au Nanoparticle Catalyst Size

著者 (3件)： 日比野浩樹 (NTT物性科学基礎研究所) ,  高木大輔 (NTT物性科学基礎研究所) ,  本間芳和 (東京理科大学)
資料名： 表面科学  (JSSSJ)
巻： 33  号： 3  ページ： 141-146 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0940B  ISSN： 0388-5321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金は化学的に安定な物質と見られていたが,ナノサイズにすると活性となり様々な機能を発揮する。そのひとつに金ナノ粒子からのカーボン材料の成長がある。金ナノ粒子から単層カーボンナノチューブ(SWCNT)またはカーボンナノワイヤ(CNW)が成長する。CNWの成長は,Auナノ粒子からのナノカーボン材料の成長は,触媒物質と半導体原料が共融点混合物を形成して触媒ナノ粒子に溶解し,過飽和になると固相で析出するVLS機構によるものである。本論文では,著者らが新たに見出した触媒,Auナノ粒子からのナノカーボン材料成長について紹介する。ナノ粒子はそのサイズに依存して単層カーボンナノチューブあるいはカーボンナンワイヤ(CNW)の化学蒸気デポジット成長の触媒として作用した。また,ナノ材料の自己形成制御も見られ,Si表面の原子ステップ列をテンプレートとして配列を制御してAuナノ粒子を自己形成し,これを触媒としてナノワイヤーの一次元配列を達成した。

シソーラス用語： VLS成長 ,  *ナノ粒子 ,  触媒活性 ,  *単層カーボンナノチューブ ,  *ナノワイヤ ,  依存性 ,  サイズ効果 ,  機構 ,  結晶成長 ,  共晶合金 ,  蒸着膜 ,  表面ステップ ,  化学蒸着 ,  自己組織化
準シソーラス用語： *カーボンナノワイヤ ,  サイズ依存性 ,  *金ナノ粒子 ,  成長機構

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

引用文献 (20件)：

• 1) M. Haruta: Gold Bulletin 37, 27 (2004).
• 2) C.A. Mirkin, R.L. Letsinger, R.C. Mucic and J.J. Storhoff: Nature 382, 607 (1996).
• 3) R.S. Wagner and W.C. Ellis: Appl. Phys. Lett. 4, 89 (1964).
• 4) S. Kodambaka, J. Tersoff, M.C. Reuter and F.M. Ross: Science 316, 729 (2007).
• 5) D. Takagi, Y. Homma, H. Hibino, S. Suzuki and Y. Kobayashi: Nano Lett. 6, 2642 (2006).

タイトルに関連する用語 (5件)： Auナノ粒子 ,  触媒 ,  サイズ ,  カーボン材料 ,  成長