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J-GLOBAL ID：201202218533268857   整理番号：12A1673154

マグネタイトウィスカーからの電界放出電子のスピン偏極度

Spin Polarization of Field-emitted Electrons from Single-crystalline Magnetite Whisker

著者 (4件)： 永井滋一 (三重大学大学院工学研究科) ,  畑浩一 (三重大学大学院工学研究科) ,  岡田守弘 (静岡大学電子工学研究所) ,  三村秀典 (静岡大学電子工学研究所)
資料名： Journal of the Vacuum Society of Japan  (Journal of the Vacuum Society of Japan)
巻： 55  号： 9  ページ： 430-436 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0194A  ISSN： 1882-2398  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スピントロニクス分野の進展には,ナノスケールでの表面構造と電子スピン状態評価が不可欠である。この要請に対して,原子あるいはナノスケールでのスピン状態評価手段として,スピン偏極走査トンネル顕微鏡法,スピン偏極走査型電子顕微鏡,スピン偏極低速電子顕微鏡法,スピン分解光電子分光法などが開発されている。本稿では,著者らが行ってきた固体最表面から直接電子が取り出される電界放出現象に着目し,そのスピン偏極度を測定する表面評価装置開発,および,その装置を用いた研究について報告した。ここでは,電界放出電子スピン分光法を使って行ったマグネタイトから放出された電子のスピン偏極の観測について,マグネタイトの物性,試料作製と偏極度評価装置,および,マグネタイトウィスカーからの電界放出電子,Verwey転移,金属絶縁体転移の観測について詳述した。

シソーラス用語： *磁鉄鉱 ,  *ホイスカ ,  *スピン分極 ,  電子顕微鏡観察 ,  *電界放出 ,  Verwey転移 ,  偏光測定 ,  スピントロニクス ,  角度分解分光法 ,  光電子分光法 ,  金属-絶縁体転移
準シソーラス用語： マグネタイト ,  スピン偏極 ,  電界放出電子顕微鏡法 ,  角度分解光電子分光

分類 (2件)： 熱電子放出,電界放出  (BM09020S) ,  磁性体測定技術・装置  (BM06030I)

引用文献 (36件)：

• 1) V. Skumryev, S. Stoyanov, Y. Zhang, G. Hadjipanayis, D. Givord and J. Nogués: Nature, 423 (2003) 850.
• 2) M. Katsnelson, V. Irkhin, L. Chioncel, A. Lichtenstein and R. De Groot: Rev. Mod. Phys., 80 (2008) 315.
• 3) K. Inomata, N. Ikeda, N. Tezuka, R. Goto, S. Sugimoto, M. Wojcik and E. Jedryka: Science and Technology of Advanced Materials, 9 (2008) 14101.
• 4) K. Hanssen, P. Mijnarends, L. Rabou and K. Buschow: Phys. Rev. B, 42 (1990) 1533.
• 5) I. Galanakis, K. Özdoğan, E. Şaşıoğlu and B. Aktaş: phys. stat. sol. (a), 205 (2008) 1036.

タイトルに関連する用語 (1件)： スピン