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J-GLOBAL ID:201202218592603929   整理番号:12A0189948

食品中のオクラトキシンA産生菌の実時間PCR法に基づいた定量に使用するDNA抽出法の比較研究

A comparative study of DNA extraction methods to be used in real-time PCR based quantification of ochratoxin A-producing molds in food products
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 666-672  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: W0246A  ISSN: 0956-7135  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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実時間定量的PCR(qPCR)による食品中のオクラトキシンA(OTA)産生菌の定量化は,用いたDNA抽出法の影響を受ける可能性がある。そこで,食品中のオクラトキシン産生菌からDNAを抽出する6通りの異なる方法について試験した。市販のDNA抽出キットと酵素処理あるいは樹脂による分生子の機械的と熱溶菌の組合わせを評価した。従来のPCR法およびβチューブリン遺伝子と非リボソームペプチド合成遺伝子otanpsPNを増幅するSYBR Green qPCR法で抽出したDNAの試験により,DNA回収率と抽出したDNAの品質を測定した。市販の抽出キットあるいは樹脂,酵素処理と溶菌バッファーあるいはそのいづれかを用いる前に,DNA抽出法に分生子の初期熱破壊を含めた場合に従来法とqPCRの阻害はなかった。抽出したDNAは,従来のPCRによりβチューブリンを良好に増幅し,qPCRで試験したときに最も高い回収率を示した。従って,試験した6通りの方法のうち,分生子の熱溶菌とそれに続く短い酵素処理とChelex100樹脂による培養およびEZNAキットにより最終抽出する組合わせ法を選択した。続いて本方法について,Penicillium属菌とAspergillus属菌を接種した熟成食品,ナッツやブドウのような異なる食品で検証した。Chelex100-酵素-EZNA法の利用により,試験したすべてのマトリックスと菌種から69~99%の範囲の良好なDNAの回収を得た。迅速法は,qPCRによるOTA産生菌を定量するための食品工業におけるHACCPシステムによる日常分析法として使用すべき有望な手段である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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食品の汚染  ,  生物科学研究法一般 
物質索引 (1件):
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